時々管理日誌
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2013年06月17日(月) ヒメコウゾのジャム

うちの庭にはカジイチゴという種類の木苺があるのですが、先日、ツイッターでその話をしたところ、『P is for Page』のPさん(←別に名前を伏せてるのではなく、『ページのP』さんというHNなのです)が、その木苺でジャムも作れるらしいと教えてくれました。
今まで、一度に取れる量が少ないからジャムは無理だと思ってたけど、少しづつとれたのを冷凍保存しておけばいいとのこと。
言われてみれば、たしかに……。
実際に作っている人もいて、写真もいろいろUPされてました。

で、その流れでPさんが紹介してくれたこちらのページが、とっても面白かったです。
樺太の少数民族ギリヤーク人についてのサイトなんですが、ベリー類を使った伝統料理がいろいろ紹介されていて、中でも一番下に乗っている、魚の白子とベリー類を混ぜた料理!
これは衝撃です!
木苺とか、コケモモに似たガンコウランの実が入ってて、魚が多ければおかずに、ベリーが多ければデザートに食べるんですって!
いったいどんな味なんだろう……。いくら新鮮でも生臭そう……。
別々に食べればいいのにと思っちゃうけど、わざわざ混ぜて食べるってことは、混ぜると美味しいんですかね……。
異文化系の異世界ファンタジーに登場させられそうな料理ですよね。

そんなわけで、すっかりベリーづいており、カジイチゴのジャムも実際に作ってみたくてしょうがなくなったのですが、不運なことに、カジイチゴはもうほぼ終わっていて、今年は無理です。
が、そういえば、裏山に前から成ってるカジイチゴに良く似た実が、今年はやけに豊作です。
こ の実、ぱっと見は美味しそうですが、近くで見ると細かい黒っぽい毛があるし、さわると妙にベタベタしていて気持ちわるいので、私は今まで食べてみる気 にならなかったのですが(後で知ったところによると、息子は小さい頃、食べていたらしい。知らない野草は毒があるかも知れないのに調べずに食べるなん て! 息子が生きてて良かった……)、もしかしたら食べられるのでは?

調べてみたところ、この実は、クワの仲間のヒメコウゾらしいことがわかりました。
食感がザラザラして口当たりが悪いけど食べて食べられないことはない、すごく甘くて酸味は皆無、ジャムやシロップにも出来ないことはない、葉は利尿作用がある漢方薬で、実を果実酒にすると滋養強壮効果がある、なども分かりました。

とりえあず毒はないことが分かったので食べてみると、やっぱりベタベタして気持ち悪いですが、結構甘く、味は悪くありません。
(わざわざ沢山食べたいほど、すごく美味しくもありませんが)

果実酒にしてみたいと思ったのですが、こないだ梅酒用に買ったホワイトリカーは全部使ってしまい、また買うとなると大きなパックしかなくて、わざわざこのためだけに買うのには値段も高いし使い切れないし……と思って諦めました。
で、ためしにほんの十数粒分だけ、ジャムにしてみました。
(ネットでも、あまり評判が良くなかったので、沢山作って不味いとイヤだから……)


見た目は、タネがつぶつぶしてて、ちょっと気持ち悪いかもです。
あと、煮てもやっぱりネバっていて、スプーンで掬うと、たらーっと糸を引きます(^^;)
オクラとかメカブとか、あんな感じ?

お味のほうは……。
とりあえず、口に入れた瞬間は、ぼんやり甘いだけで、とくにこれといった味もせず、すごく美味しいわけではないですが、別にまずくもない……と思いました。
多くの人が悪いといっている食感も、花茎を丁寧に取ったからか、種のツブツブ感が芥子の実をまぶしたお菓子のようで、ちょっとさくさくして、私には、かえって良い感じかも。

そこまではおおよそ良かったのですが、飲み込んだ後の後味が!
なんか、独特のクセというか臭みが喉に残って、

も の す ご く 不 味 い !!

なにこれ……。
口に入れた瞬間はそれなりに美味しいのに……。
青臭いというか生臭いというか、なんとも表現できない不思議な気持ち悪さなのです。

でも、ネットで見た記事では、このジャムを作って食べてみた人が大勢いて、ゼリーにまでしてみた人もいて、大半の人は、舌触りの悪さやネバネバ感には触れているけど、この後味については触れてないので、単に好みの問題でしょうか。
生で食べた時には、私も、ネバネバは気持ち悪いけど特にまずくはないと思ったし。

これ、果実酒にしたら、どんな感じなのかなあ。
やっぱり臭みがあるのかなあ。
ネバネバした果実酒にならないでしょうか。
やっぱり果実酒が気になります……。
でも、作ってまずくて飲めなかったらイヤだから、やめときます(^^;)


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