2008年04月04日(金) |
伊豆に行ってきました2 |
天正金鉱の話の続きです。
坑道入り口に向う坂道を上っていくと、順路に沿って、道の脇の山の斜面に埋め込むように、往時の金鉱の様子を再現した古びたジオラマのケースが点々と設置してあります。 これが、ちょっとすごいんです。 何がすごいって、山の斜面に埋め込んであるから、ケースの割れ目から土や草が進入して、ジオラマの中に草が生えてる!(笑) いいなあ、この趣き深い古び具合。 レトロなB級感炸裂(笑)
(ここでは写真を撮ってこなかったので、写真がいっぱい載っている他人様のHPをご紹介。 ジオラマはこんな感じ↓です。 ttp://www.arakawas.sakura.ne.jp/backn011/tenshou/tenshou2.html)
お人形さんの顔が、江戸時代の鉱夫さんにしてはちょっと濃いというかバタくさいというか、一昔前のマネキンのような妙にオシャレな雰囲気があるのが面白いです。 今は無きそごうの『ダリアちゃん』とか、ディズニーランドのスモールワールドの人形にテイストが似てるかも?
もっとすごいのは、途中にある、トイレ兼ミニ資料館(?)の建物! 何か、崩壊寸前……?? 傾斜地に張り付くように建っているので、ちょっと、足を踏み入れるのが怖いです。
(同じく他人様のHP↓より、上から二番目の写真。 ttp://www.arakawas.sakura.ne.jp/backn011/tenshou/tenshou3.html)
貴重な文化財や金鉱関係の資料に混じって、なぜか、何の関係も無さそうな置物・土産物のようなものも飾ってあります(笑)
その後、ついにお目当ての坑道跡へ。 これはいい! ノミ跡も生々しく、往時を忍ばせます。 一つ、気になったのは、『換気口』『排水設備』『音響設備』『逆さ階段』などの案内板に混じっていた『オールナイト』という案内板……。 『オールナイト』って、何?? おじさんの解説があまりに立て板に水なので口を挟めず、質問しそびれちゃったんですが、気になります……。
そして、我が家にとってのここのハイライトは、この後にありました! なんと、金の採掘体験が出来る、体験用の坑道!! 道具を貸してくれて、自由に試し掘りが出来て、自分で掘り出した石は持ち帰ることが出来ます。 ここに、上の息子が超・大ハマり……(^_^;)
一人黙々と、憑かれたようにいつまでも金槌を振るい続ける息子……。 「もうそろそろ終わりにしない?」と声をかけても、耳にも入りません(^_^;) 薄暗い坑道の奥、カツンカツンと響き続ける槌音。時おり、火花も散ります。マジです。力いっぱいです。ムキになってます。 もしかして、江戸時代の鉱夫さんの霊にでも乗り移られちゃったんじゃ……?(^_^;)
が、そのうち、唐突に手を止め、「もうダメ!」と振り向きました。 「限界!」 ものすごく突然に、体力の限界が訪れたらしいです……(^_^;) というか、夢中になりすぎて、限界を超える瞬間まで、そのことに気がつかなかったんでしょう。 結局、小一時間、掘ってたんじゃ……?(笑)
翌日、息子が、 「あれ? 俺、何か身体が痛いんだけど、なんでだろう……?」と大真面目に言いました。 自分があれだけ肉体労働をしたということを、ケロっと忘れていたのです。バカです……(^_^;)
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