時々管理日誌
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2008年03月29日(土) 奥多摩・鍾乳洞とおばあちゃん巡りの旅・4

さて、最後は大岳鍾乳洞。
そして、70前・80代と順調にグレードアップしてきた受付のおばあちゃんも、ついに真打の(笑)93歳登場!
受付に、お人形みたいな小さな可愛いおばあちゃんが、ちんまりと座っています。
背後の座敷にコタツが見えているのも和みます(*^^*)
春とはいえ、まだまだ冷えるもんね〜。

冷えるといえば、当初、ルートに予定していた奥多摩周遊道路は積雪のため通行止めになってて、急遽ルートを変更したんでした。
『積雪のため〜』という看板を見た時には、まさか雪なんて……と思ったけど、日原に行く途中に見た山の頂上付近は、確かに、ちょうどケーキのてっぺんに粉砂糖を振ったみたいに雪が積もってました。

鍾乳洞の発見者であるおじいさん(故人)の奥さんだというおばあちゃんは、『洞窟の女王』の異名を持つらしい、ここの名物おばあちゃん。
ネットの鍾乳洞好きの間にファンも多く、貢ぎ物(甘いもの好きなので甘いもの)をもってわざわざおばあちゃんに会いに行く人もいるらしいです。料金所の壁には、おばあちゃんがファンの人(?)と撮った写真が飾られていたりします。

そのおばあちゃんに、ヘルメットを借りて、洞内に入ります。
もし電球が切れているところがあるといけないから……ということで、懐中電灯も一つ貸してくれます。
私たちも家から一つ持ってきてたけど(本当は4つ持ってきたかったけど、電池が切れてたから諦めた)、もちろん二つあったほうがいいので、ありがたくお借りします。

鍾乳洞は、これぞまさに私たちが求めていたもの!
日原みたいに、スカートにハイヒール履きで気まぐれにふと立ち寄ってみた人でも気楽に見学出来るというのも良いことかもしれないけど、わたしたちが求めていたのは、もっと、適度な冒険気分が味わえる鍾乳洞なんです。
長靴とヘルメットと懐中電灯がいるような。

確かに、ここは、ヘルメット必須ですね。
ものすごい勢いで頭を岩にぶつけまくりました。
入水鍾乳洞なんかは、ここよりずっと穴が狭くて、ずっとハードだったけど、こんなに頭はぶつけなかったんですけど……。
基本が中腰or四つん這いor匍匐前進の入水洞と違って、ここは、わりとすたすたと立って歩けてしまう場所が多いので、その中途半端な広さや歩き易さが却ってあだになって、油断して頭をぶつけやすいらしいです(^_^;)

照明はついていますが、懐中電灯があると、照明の届かない天井や奥のほうも照らして見られるので、面白いです。
やっぱり、鍾乳洞はこれくらいワイルドじゃなきゃ!
適度な探検気分に、子供たちも大喜び!
私も夫も大喜び!
ああ、面白かった!

おばあちゃんにヘルメットを返しながら、少しお話していたら、息子を気に入ってくれたようで、「いい子に育てましたね」と褒めてくれて、売り物のジュースを取り出して息子にくれました。
あわててお金を払おうとしたけど、受け取ってくれないので、埋め合わせに売店で何か買わせてもらおうかと思ったんですが、売店には、息子が貰ったジュース以外に、ほとんどモノが置いてない!
そもそも、そこが売店といえるのかどうか、なにやら置いてあるものも、ただ置いてあるのか売り物なのか分からない雰囲気で……(^_^;)
ジュースを貰っておいて同じジュースをもう一本買う(しかも、ちょうど100円玉の持ち合わせが無かったので、500円玉を出してお釣りを貰うことになる)というのもなんだか間抜けだし……というわけで、断念。
うちも何か貢ぎ物を持参すればよかった……。

帰り際、息子に、「93歳のおばあちゃんのこと、忘れないでね」と、しきりと『93歳』を繰り返すおばあちゃん。
息子は、よっぽど印象深かったらしく、帰りの車の中で、「確かに忘れられないよね〜」と言っていました。


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