2008年02月14日(木) |
覆面Bブロック推理完了! |
さて、続きです。 昨日、まだ決まってなかったのは、下の6作。
B-02 虹のリドル B-05 かくして王は B-06 未だ凍てつく春の中 B-07 コバルトブルーの骨 B-08 青空をさがして B-11 青空の涙
作者さんは下記の6人。
3月兎さん ひさちさん 沖美沙都さん 月白碧さん 麻国さん 裏乃さん
以上、6人分をみっちり精査した結果、まずは麻国さんを『11 青空の涙』に決定。
決め手は、かなり特徴的なある表現をサイト作品で発見したこと! (↑名探偵よもぎの森さんに倣って、ちょっと手の内を隠してみました(^^ゞ) これはもう、わたし的には、間違いないと思います。
いったんそう思って覆面作品を読み直すと、細かい変換癖等も目に付いた範囲ではおおむね一致しているし、作風・内容的にも、いかにもありそうです。
次に、裏乃さんを『05 かくして王は』に決定。
決め手は、特徴のある、ある漢字使い。(←また隠してみました!(^^ゞ) ちょっとダークでシニカルで味わいも、裏乃さんぽい。 もう一つ、『徐に』(『おもむろに』とひらく人が多いと思う)という表記をサイトで見つけられればさらなる補強材料になって心強いと思うんだけど、今のところ、見当たらないですね……。残念。 まあ、いいや。 その補強材料が無くても、そもそも第一印象で、裏乃さんが候補に挙がってたんだから。 とりあえず、決定!
それから、『05 未だ凍てつく春の中』を、一度は月白さんに決めかけたんですが(特に決めては無かったけど、ラブシーンの描き方などから)、ひさちさんのところで『砂は忘れじ』を、もう一度精読した結果、やっぱりひさちさんに。 理由は、特に珍しいものではないけど『○○だ、と誰それは言う』という表現とか『肯く』という漢字変換とか、その他、もろもろ。 そもそも第一印象で、キシュという奇病のイメージがひさちさんぽいと思ってたし。
裏乃さんを05で、これを月白さんにしてしまうと、ひさちさんの行く先が無くなっちゃうから、困ったなあ、おかしいなあと思ってたので、ひさちさんをここに戻せて良かった。
6人と6作品を途中でいろいろシャッフルしてる中で、一時期、裏乃さんもひさちさんも、どうにも納得いかないものに当てはまりそうになって首をひねっていたんだけど、これなら、ふたりとも納得がいきます! 裏乃さんもひさちさんも、途中で全然違うものに当てはめてはみたけれど、なんだかんだで、結局、ほぼ第一印象通りの場所に戻ってしまったという感じです。
というわけで、残りは、
B-02 虹のリドル B-07 コバルトブルーの骨 B-08 青空をさがして
の、3作。 作者は、三月兎さん、月白さん、沖さん。
三月兎さんは、あまりにもそれらしい作品が無いので、思いっきり分厚い覆面被って童話を出してきたんじゃないかと思うんですよ。 で、02か08のどちらかだったらどっちが三月兎さんらしいかと考えたら、02だと思います。 理由は、08は、この方にしては饒舌すぎる気がするから。
この方は、主に掌編を書いているらしいだけあって、言葉が簡潔で端的ですよね。 で、ウェットな内容を描く時でも文章自体はドライで、感覚より理が勝ってる印象。 02は、かわいらしい内容と語り口にうっかり目をくらまされてしまうけど、実はけっこう根が理知的なような気がします。 対して、08は感覚的で情緒的な気が……。ウェットな日本の風土を感じます。
というわけで、とりあえず02に三月兎さんを入れてみます。
すると、沖さんと月白さんの、どっちが07で、どっちが08か……。
月白さんは両方書きそうだけど、沖さんは07は書かなさそうな気がします。 で、月白さんのところで『くしゃりと崩れる』という表現を見かけたので(『コバルトブルーの骨』にも『くしゃりとこなごなに〜』という表現がある)、ここは『えいっ』と、月白さんを07に放り込んで見ます。
月白さんは『有る』とか『在る』『居る』『何故』『此処』『処』などの漢字使いに特徴があると思うのですが、『コバルト〜』では、そういう特徴は当てはまらないようです。 でも、わりと作品ごとに書き方を変える方のようだし、『コバルト〜』からも『有り得ない』という表記が検出されたので、「今回は子供の一人称小説だから、あまり漢字を使わないようにしたけど、つい一箇所、クセが残っちゃった」と解釈しておきます。
沖さんは、私、サイトでいっぱい作品読んで、ものすごくたくさん推理材料を検出したんですけど、結局、それらはほとんど役に立たないまま、最終的にはなぜか消去法……(^_^;) 何か不本意なんですけど、私の大好きなセリフ『水皿持ちの因果かのう』は、沖さんらしい気がするから、これでいいことにしておきます!
いや、でも、沖さんは、やっぱりいまいち納得いかないなあ……。 もしかして、6作に絞り込む前のどこかで誰かが間違ってたのかもしれない。 でも、そこまでさかのぼってまたシャッフルし始めちゃうと、もう収集がつかなくなるので、沖さんと三月兎さんは何もかもがフェイクなんだと思うことにしておきます!
というわけで、まとめ。 ↓
B-01 奪われた空 ――財油雷也さん
B-02 虹のリドル ――三月兎さん
B-03 例え夢を諦めても ――SwordBreakfieldsさん
B-04 冷たい頬 ――相馬周さん
B-05 かくして王は ――裏乃さん
B-06 未だ凍てつく春の中 ――ひさちさん
B-07 コバルトブルーの骨 ――月白碧さん
B-08 青空をさがして ――沖美沙都さん
B-09 紫に染まる ――矢崎真名さん
B-10 君の手、そして始まりの空 ――御桜真さん
B-11 青空の涙 ――麻国さん
B-12 Aurora Breakup ――REDさん
……でも、「これはここにしか当てはまらないから、いまいち納得できないけど、みんなフェイクなのに違いない!」と思って無理やり納得したようなところって、正解発表後に見たら、結局やっぱり外してるんですよね……(^_^;) そんな敗北の予感♪(笑)
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