2007年11月29日(木) |
読書メモ(『タツモリ家の食卓』) |
読書メモの続き。
・『タツモリ家の食卓』1〜3 古橋秀之 電撃文庫
SFどたばたコメディ。宇宙人が続々と落ちてくる、『うる星やつら』タイプ? たのしいです。笑えます。ほのぼのホームコメディだけど、SFシチュはけっこうディープなような気がします。意外とマニアックな趣向が凝らされているような。
一番笑ったのは、宇宙人の将軍の綽名、『固太り将軍』! 他の将軍たちは、『毒槍女将軍』とか『長考将軍』とか、ヘンなことはヘンだけどそれなりに強そうだったり、将軍としての特徴をあらわす綽名で呼ばれてる中で、一人だけ、いきなり『固太り』!! ……ものすごい勢いでツボに入っちゃったんですけど、同じ本をまわし読みした夫に「そこが一番笑った」と言ったら、ヘンな顔をされました(^_^;) 笑いのツボが違うらしいです……。
一番インパクトがあったキャラは、首が取れるおじさん、オルドドーンでした。キャラ立ってる! ジェダダスターツもカッコいいぞ! (あれ? キャラ名、これでよかったっけ? ドとかダとかが、もう一つずつ多かったっけ?)
あと、この作者さん、きっと動物が好きなんですね。 犬のジロウマルも生き生きしてたけど、猫のカーツも、しぐさとか行動とか、猫を良く知る人が描いてる感じがします。 いいなあ、カーツ大尉v
で、これ、3巻目のラスト、一応それなりに『これからもこんなドタバタな毎日がすったもんだと続いていくのであった……』みたいに結ぶことも出来る状態なんですが、後書きには続巻の予定があるって書いてあるんですよね。 でも、3巻が出たのは2001年で、4巻は、まだ出てないんですけど。 もう出ないんでしょうかね。残念です。
読了&読みかけメモ:『紅玉の戦士』『天と地の守り人 第二部』『本の姫は謳う』『狼と香辛料5』
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