時々管理日誌
時々だけ書く管理人の日誌です。
サイト運営や創作について、日々の雑感など。

2007年08月19日(日) 今年も洞窟巡り

今まで旅行のこととかは『月刊カノープス通信』に書いてたので、それが無くなってから、なんとなく書きそびれていましたが、相変わらず、家族で洞窟めぐりをしています。

最初は『お母さんが洞窟好きだから』ということで旅行の日程に鍾乳洞見学を組み込んだのに、一度行ってみたら夫と子供たちがたちまち私以上にハマって藍より青くなってしまって、今じゃすっかり洞窟マニア一家と化し、『家族旅行と言えばイコール洞窟巡り』状態です。
鍾乳洞はもちろんのこと、石切り場跡でも鉱山跡でもお寺さんの胎内巡りでも、とにかく穴でありさえすれば何でもOKです!

で、先日も洞窟に行ってきました。
今度は旧日本軍の地下壕跡。
千葉県館山市で、戦時中の地下壕の一部を公開しているのです。

ここ↓
http://www2.city.tateyama.chiba.jp/Guide/?stoid=1892&clrAllTpc=1.html

入場は無料で、受付でヘルメットと懐中電灯を貸してくれます。
わくわくします。
中はがらんどうで、特に何があるわけでもありませんが、涼しいです♪
あ、戦後の一時期、中でしいたけ栽培をしていたということで、当時に設置されたボイラーや風呂桶(なぜに……?)が残っています。

「地下壕跡でシイタケ栽培って、最近どこかで聞いた話だなあ」と思ったら、そういえば、確か、『イリヤの空、UFOの夏』に出てきてましたね。
実際に地下壕跡がシイタケ栽培に使われることはよくあったのだそうです。

地下壕見学の後、すぐ近くの海水浴場の先に歩いて渡れる無人島があるとかで、ちょっと見物に立ち寄ってみました。
無人『島』といったって、干潮時だけでなく満潮時でも常に陸続きだということで、「それって『島』じゃないじゃん! ただの『岬の突端』じゃん!」と突っ込みを入れつつも、やっぱり『無人島』という響きには心惹かれずにはいられなくて……(^^ゞ

というわけで、泳ぎもしないのに海水浴場を横切って、わざわざ『島』まで行ってみました。
やっぱり、『島』といっても、砂州の突端にちょっと小山がある程度なんですが。
ほんとに小さな島で、真ん中にトイレとベンチがあって、小さな神社と遊歩道があるだけでしたが、島の反対側に小さな小さな浜があるのが、隠れ家ビーチっぽくて、ちょっと良かったです。
小さな小さな入り江みたいになったところに、パラソルを二・三本立てればいっぱいになってしまうような小さな小さな砂浜があって、かわいいです。

島の中にも防空壕跡らしい穴があったのですが、板で塞いであって、もちろん中をのぞいてみたのですが、車の中に懐中電灯を忘れてきたので中が見えなくて残念でした。

そういえば、7月には、江ノ島の江ノ島岩屋という海食洞と、『田谷の洞窟』という、お寺さんの中にある洞窟に行きました。

江ノ島岩屋のほうは、メジャーな観光地だけあって、洞窟もきちんと整備され、観光化されてて、中にヘンなドラゴンの人形が飾ってあって(人が来ると動いたり光ったりして脅かしてくれる)、ブラックライトで演出されてたりして、それはそれで面白かったですが、ちょっと、遊園地(テーマパークなんてシャレたものじゃなく、昔ながらの『遊園地』!)のアトラクションみたい(^_^;)

江ノ島って有名なところなのに、そういえば私は、江ノ島自体、今まで一度も行ったことがなかったんです。
私、東京出身で、江ノ島なんて近場だったはずで、小学校だったか中学だったかの修学旅行は鎌倉で、銭洗い弁天とか稲村ガ崎とか、その辺には行ったはずなのに、そういえば江ノ電にも乗ったような気がするのに、なぜか、江ノ島には行った覚えが無い……。

江ノ島、なかなか面白いところですね。
なんというか、島全体が観光地になっている中にちゃんと人が住んで生活してる生活感が面白い。

田谷の洞窟は、もともと横穴式住居の遺跡だったものを、昔のお坊さんが修行の場にしたもの。
こっちは、すごかったです!
入り口は小さいけど、中は意外と広い――というか、順路が螺旋状になっているので歩く距離が長いです。

入り口で拝観料を納め、ろうそくを貰って、それを木の板に立てて入ります。
壁や天井に仏像などがぎっしり彫刻してあって、それらを順番に拝むだけで、四国など、あちこちの霊場巡りが出来るようになってます。
なんてお得!(笑)
中には小さな滝まであって、そこは地下伽藍になっています。
素晴らしいです!!

これで、鍾乳洞と海食洞と石切り場跡と金山坑道跡と地下壕を見たので、あと、残るは溶岩洞ですね。
私たちは前に富士山に行って溶岩洞も見てるけど、子供たちは、そのころ、まだ生まれてなかったから。


 < 過去  INDEX  未来 >


冬木洋子 [HOMEPAGE]