時々管理日誌
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2007年03月06日(火) 終わらせ方が分からない

『つぐみヶ丘の冬』の続きを書いてます。
予定通り、あと一回で終わらせられそうです……が、その、終わらせ方が分からなくて困ってます(^_^;)
特にストーリーのない、らぶらぶシチュだけのお話って、どこで話を切り上げて、どうやって締めくくればいいんでしょうか……??

なんか、未知の領域に足を踏み入れたら道に迷っちゃったみたいなんですけど(笑)。
どこでも止めずにずっといちゃいちゃさせとくと、そのうち年齢制限の世界に踏み込んじゃうし(笑)。

そもそも、私、恋愛ものって何を書けばいいのか良く分かってなくて、自分には恋愛ものは書けないと思ってたんです。
『イルファーラン物語』みたいに、ファンタジーなメインストーリーがあって、それに恋愛が絡むのは、いくら恋愛の比重が高くても問題ないんだけど、恋愛だけで話を一つ作るって、どういう風にすればいいのか見当がつかなくて。

しかも、短編というのが、なおさら分からなかったんですよ。
恋愛モノといえば、二人が知り合って反発しながらだんだんに惹かれあっていったり、親に反対されたり、ライバルが現れたり、誤解したりされたりすれ違ったり、難病になったり行方不明や記憶喪失になったり(笑)などの障害を乗り越えてめでたしめでたしのハッピーエンドか、でなきゃ片方が死んで世界の中心で慟哭……というものしかイメージできなかったので、そんなものがいったいどうやって短編になれるのかと……(^^ゞ

そもそも、恋愛モノに限らず、お話といえば起承転結・波乱万丈があって冒険したり苦悩したり成長したり世界を救ったり滅ぼしたりしちゃうものだとばっかり思ってたので、短編というもの自体が、何を書けばいいのか、いまいち分かっていなかったし(実は今でもよくわかってないかも(^^ゞ)。

が、去年の春、『エゴノキ平』で、らぶえっち同盟さん主催の『はるこい。』企画に参加させていただいて、みなさんの参加作品を読ませていただいて、目から鱗が落ちました!
そうか、恋愛モノの短編って、こういうことを書けばいいのか!と。

もちろん恋愛短編にもいろんな傾向のものがあるんだけど、一組のカップルがほのぼのしたりいちゃいちゃしたりしてるだけのお話というのがけっこうたくさんあって、それがちゃんとお話として成り立ってて、読んでみたらなるほど楽しくて、実際に人気も博していて、(そうなのか! それだけでお話を成り立たせてもいいのか! 楽しそうだなあ)と、新しい大発見にわくわくした結果、『つぐみヶ丘』も発想できたんですが。

でなかったら、断片的なエピソードは思いついてても、それだけで一本のお話に出来るとは思わなくて、他にメインのストーリーを一本通さなきゃいけないと思い込んで、そっちが何も思いつかないからこの断片はお話にならないや、で済ませてしまったんじゃないかと。
でも、着想したまではいいけど、慣れないもので終わらせ方が分からない……(笑)

みんな、どうやって終わらせてたっけなあ……。
ついつい、最後の一行で何かテーマっぽい述懐を入れて〆なきゃいけないような気がしてしまうんだけど、きっと、そんなの要らないんですよね。
らぶらぶにテーマは不要だ!(たぶん……)
どうやら私は、まだまだ修行が足りないようです。いや、それは最初から分かってたけど、発想が恋愛ものになりきれてないらしい。
もっと『らぶらぶ頭』を作らねば!(笑)


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