時々管理日誌
時々だけ書く管理人の日誌です。
サイト運営や創作について、日々の雑感など。

2007年01月27日(土) 覆面:Eブロック読了

Eブロック読了しました。

E-01  星
E-02  遠い星の研究生
E-03  真夜中の散歩
E-04  こうして、星はおちた
E-05  いとしのメリラ
E-06  レディ・ホログラムの歌声は
E-07  夜になったら会いに行こう
E-08  小天狗の森
E-09  星の音見つけて
E-10  フォーチュン・スター
E-11  光の手

今回は、推理の代わりに感想を少々。

作品によって長かったり短かったり、作品を離れた自分語りが混じったりで、公の場に出すのには相応しくない気がするので、企画サイトの掲示板には投下せず、ここだけでこっそり語っておきます。

この企画、参加作品について感想を遠慮なく語れるのがいいですね。
最近は自サイト外で自作に無断で言及されるのを一切お断わりとしている人もいるので、日記で『今日はどこのサイトのどの作品を読んだ』などとタイトルを挙げることさえ躊躇われてしまうのですが、この企画の場合、自サイトに『無断感想禁止』を明記しているサイト様でも、そもそもどの作品がそこの作品か分からないんだから、当然、企画参加作品に限ってはその規定は無効でしょう。

というわけで、今日は好き勝手に言いたい放題解禁です。やっほ〜\(^o^)/

E-01  星
何百年分の壮大な人類史をたった20枚で書けちゃうなんて、すごすぎる!
しかも、枚数が足りなくて苦労したという風には見えないんだから、ほんとにすごい……。
しかし、お父さんは、なぜそんなに子供にファーストガンダムを見せたがらないのでしょうか。
あのお父さんは、地球で、具体的にはどんなことをしていたんでしょうか? 知りたい……。

E-02  遠い星の研究生
語り手の正体という仕掛けは、最初の2行でなぜか分かってしまったんですが、なぜ、あれで分かったんだろう、私……。
実生活でも、大嫌いなあの種族については時に我ながら超能力かと思うほどのカンが働いて存在を検知したりするので、それと同じでしょうか。
そんなわけで、仕掛けは早々に分かったけど、その先、まさかファースト・コンタクト・ネタが来るとは!
インプラントがどうとか、主人公の一人称の語りが楽しくて笑いました。
何か、うっかり、ヤツらに少し親しみを感じてしまいそう……(^_^;)

E-03  真夜中の散歩
なるほど〜。そういう状況なら星がきれいに見えもするでしょう。思いつきませんでした。
そして、近未来(?)のゲリラ戦の手段はクラッキングなのですね。なるほど〜。

E-04  こうして、星はおちた
これも、これだけのストーリーをたった20枚で語ってしまえるなんて、すごい!
長編のクライマックスを切り取ったような。
前に、『美味しんぼ』で、『一見ただの生肉に見える料理がなぜか美味しいのでみんなびっくり、実はそれは大きな肉塊を焼いてから周りの肉を惜しげもなく切り捨てて中心部だけ食べるという究極の贅沢料理だった』という話があったのですが、それを思い出しました(笑)。
そういえば、他ブロックでも、そういう作り方の作品は多かったですね。
なるほど〜、短編はそうやって作るのか!! 勝手に『レア・ステーキ製法』と名付けよう!
この企画、根っから長編体質で短編となると何を書いていいか見当がつかなくなる私には、とても勉強になります!


E-05  いとしのメリラ
これ、好きだー! 愛しい妹の結婚式直前、やんちゃな妹に振り回されていろいろと気を揉む花嫁の兄……。
シスコン兄ちゃん萌え! しかも、縫い物が出来るお兄ちゃん!
個人的に、男の人の縫い物姿って、萌えです! しかも、特に女っぽい人とかじゃなくて、誰も縫い物が出来るなんて思わないような人が実は縫い物が得意だったりする意外性に萌えるのです!
特に、でかくてごつい人が大きな無骨な手に小さな細い針持って、大きな背中を丸めてちまちまと……みたいなのが可愛い! 別に、特にごつい人が好みというわけではないのですが、そういうシチュに限っては、でかければでかいほど、ごつければごついほど、ギャップが可愛くて萌える!
……すみません、途中から、もう、この作品の感想から離れてしまって、単に個人的な萌えツボの開陳ですね(^^ゞ
でも、兄さん萌え・縫い物男萌えだけでなく、ほのぼのした家族愛、兄妹愛にほんわかしてじ〜んとして、後味もハッピー。みんな、お幸せにね。

E-06  レディ・ホログラムの歌声は
これも好みです〜! ノスタルジックなSF。雨の開拓惑星……。冬木のツボ直撃!
開拓惑星を渡り歩く男たち。開拓時代を回想する老人。いいなあ……。
これ、別にSFでなくても、例えばアメリカ西部を舞台にしても書ける内容なのかもしれません。
でも、私にとっては、開拓惑星とかホログラムの歌姫とか、そういうSF的な背景や小道具があってこそ、ロマンを掻き立てられるのです。
この作者さん、誰だか分からないけど他にもSF書いてる人なのかなあ。作者発表後は、絶対、サイトに読みに行きます!

E-07  夜になったら会いに行こう
ええ話や……(しんみり)。(←なぜに関西弁?(笑))
生前の二人の交流がごく淡いのがいいですね。

E-08  小天狗の森
こんなところで天狗流星説に出会うとは!
天狗好きの私としては、それだけで大喜び!
限られた枚数で過不足なくライトに纏まってて手堅いですね。
読みきりの短編漫画に仕立てられそう。

E-09  星の音見つけて
これもいい話ですね〜。このブロックも好みのお話が多いです!
曲の演奏シーンが素晴らしかったです。
作者はブラバン経験があるか、少なくとも音楽の素養のある人?
ていうか、もしかして櫻井さん?
理想通りになれない自分に悩む少年少女の繊細な葛藤というのは櫻井さんがよく描くテーマだし。

E-10  フォーチュン・スター
学校生活の描写などがリアルなので普通の現代リアリズム物かと思ったら、ちょっと不思議なお話でした。
それまで鬱々としたイジメとかが描かれていたのが突然SF化(ファンタジー化?)したラストが、喩えて言えば『ビルの谷間から見上げていた灰色の空が唐突に大宇宙に変った』みたいな不思議さで印象的でした。

E-11  光の手
これもいい話系ですね。塾をサボる少女の心情が丁寧に描かれて説得力があります。
病人モノということで、櫻井さん候補第二にしておきます。
少年の華奢な手首とか、自分も病気なのにお兄さんを心配してるとか、その辺は、櫻井さんの萌えツボと合致しているかと……。


昨日、Cブロックを少しだけ推理したのは、企画サイトの掲示板には書き込みませんでした。
全員じゃなくて少しだけで、しかも、後から全員揃えるあてもないし、それに、みなさんの書き込みを見たら、私が推理した三人はすでにほぼ確定っぽいので、『今さら』という出遅れ感がひしひしと……(^_^;)


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