2007年01月17日(水) |
覆面:Aブロック・姫様を探せ! |
昨夜は、(明日は仕事が早番だからもう寝なくちゃ)と思いつつ、ついつい夢中になって、寝不足になるまでGブロックを推理してしまいました(^^ゞ 一昨日から食い入るようにモニターに見入りっぱなしなので、目もショボショボです……。
そんな具合で、これまで読んだことのない方のものも含めたブロック全体を推理するのは、すごく大変だったので、他のブロックは、さらっと、知り合いだけ探そうと思います。 それが一通り終わった後で、まだ期間に余裕があれば、もう一度、ブロック丸ごとの推理もするかもしれないけど。
まずは、アルファベット順でAブロックから。
作品一覧
A-01 星降る夜に A-02 星々の中夜 A-03 ここで私は生きていく A-04 逆さまの星たちとお母様の夢 A-05 SPEED STAR A-06 涼野伊織那(すずしのいおな)と障子の穴 A-07 『ゆめいろこんぺいとう』 A-08 孤島のI and(アイアンド) A-09 流星と勇者 A-10 三つ星 A-11 エトワール A-12 ミルフィオリの夜に
ここは、姫様(=わたなべりえさん)と望月あさらさんしか読んだことのある人がいません。 望月さんについてはまだ作風を把握している自信がないので、このブロックでは姫様に的を絞って探してみましたが……意外と分からない! 姫様はきっと分かるだろうと思ったのに。
最初、タイトルからなんとなく見当をつけて『A-11 エトワール』から当たってみました。 なんとなくですが、タイトル的には、01、03、11あたりがそれっぽい気がして。
で、読んでみたところ、やっぱりちょっとそれっぽい気はしたのですが、他のも読んでみないと判断つきません。 上から順に読んでみました。
A-01 星降る夜に
これは違う気がする……。なんとなく。でも、可能性が無くは無いかも。
A-02 星々の中夜
これは絶対違うと思う。なんとなく。
A-03 ここで私は生きていく
よくわからない。もしかするとそうかも?
A-04 逆さまの星たちとお母様の夢
これ、違う。 理由は、『……』が『・・・』なのと、『?』の後にスペース無し。姫様の表記は、そうじゃないです。 偽装工作という可能性はありますが、姫様は、わざわざ偽装工作してまで当てられないことを目指したりは、しなさそうな気がします。(……なんて、作品ではなく作者の人柄から推理するのは反則ですね(^^ゞ)
A-05 SPEED STAR
わあ、うまいなあ。普段読まないようなジャンルだけど、こういうのもいいなあ。 ……でも、姫様ではなさそう。
A-06 涼野伊織那(すずしのいおな)と障子の穴
この話の雰囲気、好きだなあ。 ウルトラマンのメトロン星人(だったっけ? 四畳で、ちゃぶ台を挟んで座って人間と話し合いをする宇宙人)を、ちょっと思い出しました(笑)。 ……でも、姫様ではなさそう。
A-07 『ゆめいろこんぺいとう』
う〜ん……。『夢』についての考え方は姫様の哲学と通じる気がするけど、文体と、描写のセンスや語彙が違う気が……。 ものの考え方は似てるけど文章の書き方は違う別人?
A-08 孤島のI and(アイアンド)
会話の文体が姫様ぽくない気がする。特に、『来て?』という疑問符の使い方は、姫様は、たしか、しないんじゃないかなあ……。
A-09 流星と勇者
なんだかユニークな作品ですね〜。面白いけど、姫様では無さそう。 これも、『?』を、本来の疑問符ではなく語尾上げを示す発音記号として使ってるし。
A-10 三つ星
渋いですね〜。タイトル的には姫様でもおかしくないかと思ったけど、中身を読んでみたら、これは違うと思いました。 『酷く』とか『此処』『何処』『非道い』などの漢字遣いが特徴的だけど、これは、必ずしも普段からの癖ではなく、この作品の題材に合わせて古風な雰囲気を出すためにわざとやってるのかも?
A-12 ミルフィオリの夜に
わあ、この話、好きだ〜! いいなあ、こういうの……。とっても好みです。 ちょっと『銀河鉄道の夜』を思い出す雰囲気。 でも、姫様では無さそう。 文体が違う気がするし、地の文の後、改行無しで「」つきのセリフがそのまま続くという書き方は、姫様はやらないかと。 この人も、普段からそれをやってるわけじゃなく、枚数制限があるから行数節約のためにやったのかもしれないけど。
以下、推理とは関係ない余談ですが……。 大変失礼なのですが、最初、ぼんやり流して読んでたら、途中で、(えっ、この人たち、実は四本足だったの? 普通の人間たちの話と思わせておいて、実は四足歩行型宇宙人の住む星を舞台にしたSFファンタジーだったとか?)と、一瞬びっくりしてしまったのは、私の読解力・注意力がないせいです、ゴメンナサイ(^_^;) なんでそんなことを思ってしまったかというと、『見下ろした草むらに足が三本しかないことを見た』という一節のせいです。自分の足が二本と相手の足が一本(片足の無い少年だから)だったのですね。ああ、びっくりした。
というわけで、全部読み終わって、やっぱり決め手に欠けてます。 姫様がこんなに分からないとは思わなかった。 やっぱり『A-11 エトワール』かなあ。
理由は、タイトルがフランス語。舞台がフランス。(笑) あと、一文一文が短い、簡潔で平易な文体。 特に『誘惑されている……と言ってよかった。』という文が、なんとなく姫様っぽい気が。 そして、凄惨な内容も遠慮なくストレートに描くが、かといって、ことさら読者にショックを与えようとするような強調の仕方はせず、さらっと描いているところ。
そして、善悪や人間に対する捉え方、考え方。 お話を単純な勧善懲悪に整理してしまうことなく、一筋縄ではいかない人間のドロドロをそのまま提示しているところ。
あと、もう一つ。 末尾の、『*このお話は全くのフィクションであり、歴史上の裏付けはありません』という注意書き!(笑) 姫様は、たぶん、過去の現実世界のどこかをモデルにしたお話を書いても、歴史的な正確さより『人間存在の普遍的な真実を描く』ことを重視して、史実に即しているかどうかにはあまり拘らないんじゃないかと。
……な〜んて、もっともらしくいろいろ言っても、ぜんぜん違うかもしれませんね(^_^;) 何しろ他の人たちの作風を知らないので、あまり自信がもてないです。 やっぱり、他の人たちのサイトの作品も読まないと、知り合いのを探すのも難しいですね。
というわけで、
第一候補『エトワール』 第二候補『ここで私は生きていく』
あ、サイトに行って、姫様が『生きていく』『生きてゆく』『生きて行く』のどの表記を使うか確認してこよう! それによって、第二候補が消えるか残るか、変ります。
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