2006年10月07日(土) |
本日の更新&『金の光月〜』解説 |
『金の光月の旅人』第一回UPしました。 リンク集に新規リンク一件追加しました。新規といっても、以前相互リンクしていて閉鎖したサイトさんの復活です。
『金の光月の旅人』(タイトル長いので、以下、『金光(きんぴか)』(笑)と略)は、全九回予定です。 更新は不定期ですが、一週間から二週間に一度くらいの、わりと早め(私にしては……)のペースの予定です。 特に次回は、もう、ほぼ用意できてて後は最終調整だけなので、一週間以内に更新するつもりです。
この作品は、サイトでは未公開だったけど書いたのは七年前の古いもので、当然、完結原稿があるのですが、その原稿が、古いワープロのフロッピーに入ってたので、原稿のサルベージと整理に、ちょっと手間取ってました。 ワープロが壊れかけてて、文書が呼び出せなかったり、フロッピーが痛んでて読み込み出来なかったりと、さんざんひやひやしながら、なんとか救出に成功したんですが、その、救出したものも、一部が欠けてたり、初稿と改訂稿がまざってあっちこっちに分散してたりするので、初稿と改訂稿をつき合わせて整理しながら、ついでに推敲し直しています。
で、だいたいの部分は、改訂稿をほとんどそのまま使えるんですが、一箇所だけ、初稿と改訂稿に大きな違いがあって、しかも改訂稿に不満があるので、もう一度、初稿と改訂稿をつき合せて比較検討の上、再改稿したいところがあって……。 その部分というのが、今回アップした、第一回分なんです。
なので、第一回の掲載には、予告編をアップしてからちょっと時間がかかってしまったんですが、後はもう、ほとんどいじらずにアップできる予定。
(第一回は、結局、まだ納得いかないんですが、推敲してもしても納得できないものは納得できるまでいじっていてはいつまでも掲載できないので(^_^;)、とりあえず、いったん見切りをつけてみました)
ここから、『金の光月の旅人』についての解説です。
これは、『イルファーラン物語』や『森の花嫁』と同じ世界が舞台のお話(それらの作品群を私は『イルファーラン作品群』と呼んでいます)ですが、ストーリー的には、完全に独立した話です。 あ、でも、『森の花嫁』とは、ある意味で、けっこう密接に関係あるかもしれないです。(第三回目あたりに『森の花嫁』関連の話題が出る予定)
同じ世界が舞台といっても、『イルファーラン物語』の舞台になっている世界と、『森花』や『金光』の舞台になってる世界は、微妙に別世界で、『イルファーラン物語』の世界には魔法やドラゴンが存在するけど『金光』の世界には誰もが使えるような魔法は存在しなくて、ドラゴンは伝説の生き物で、つまり、『金光』のほうがより現実に近い世界です。 あと、『金光』の世界のほうが、時代的にも現代に近づいていて、そこでは、『森の花嫁』の物語は、既に過去の伝説になっています。 地形や地名や風俗習慣はほぼ同じなんだけど、歴史や社会制度は多少違うし、作品ごとに時代も違う、平行世界みたいなものです。
『イルファーラン物語』キャラと同じ名前や顔のキャラが出てきたりもしますが、もちろん同一人物ではなく、パラレル・ワールドに住むパラレルな人々です。
この作品を書いた七年前の時点では、まだ、インターネットで小説を公開するなんて思いもよらなくて、既に書きあがっていた『イルファーラン物語』は将来にわたって全く公開のアテが無いと思っていたので、愛着あるその世界やキャラを、せめて別の作品に生かすことで日の目を見せてあげようと、いろいろと解体して取り込んでみたのですが、原形をとどめないまでに消化されているので、『イルファーラン物語』を知らない人がこの作品を単体で読めば、『何かの外伝だろう』とは、たぶん思わないはず。 実際、以前、『イルファーラン物語』の存在を知らずにこれを読んだ人は、「他に本編がある『外伝』的な作品はだいたい何となくわかるものだが、これはぜんぜんそういう匂いがしなかった、やられた、騙された(笑)」と言っていました。
というわけで、『イルファーラン物語』も読んでくださってる人は、あちこちで、おやっ?と思ったり、にやりとしたり出来るはず。 「おや? あれ? ニヤリ……」を楽しんでいただけると嬉しいです。
『イルファーラン物語』をまだ読んでない人は、それはそれでまた違う感じ方が出来ると思うので、新鮮な目で読んで欲しいです。
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