前回から間が空いてしまいましたが、入水鍾乳洞体験記、第二回です。 前回書き忘れたんだけど、ここに入る時は、グループの代表者に、受け付けで番号入りの腕輪が渡されます。(全員じゃなくBコース以上の人だけかもしれないけど) 人数を控えて、番号と照らし合わせて、出てこないグループがいないか確認するんでしょうね。 今まで、出てこなかった人とか、いるんでしょうか……。ドキドキ……。 というわけで、夫が、プールのロッカーの鍵をつけるやつみたいなビニールの腕輪を付けました。
そして、いよいよ入洞。 夏休み中の日曜日なので、薄暗い洞内は人でいっぱいで、狭い通路は行列状態です。 入口からしばらくの『Aコース』の間は照明もあり、足元にはちゃんと滑り止めの模様付きの鉄板が敷かれていて、階段には手すりもありますが、階段の段差はかなり急で、天井が低いところも多く、人がすれ違うのがやっとの細い通路のすぐ横に轟音を立てて滝が流れ落ちていたりして、水しぶきはかかるし、天井からも水が滴ってくるし、通路も水で濡れていて、滑りやすいです。 しかも、ところによっては、浅く水が流れる上を石伝いに渡って歩くような場所もあります。 これから入る人と中から出てくる人が狭い通路ですれ違うので、濡れた壁に張り付いたり狭い岩棚の下に身をかがめて道を譲り合わなければならないときもあります。 すでに、かなりスリルがあります。
『Aコースは普通の服装で大丈夫』という話や、以前に行ったことがある他の観光鍾乳洞の様子から想像していたより、かなりハードで、『普通の服装』といっても、スカートにミュールみたいな格好で気軽に入れる感じではありません(実際にはそういう服装の人たちもいましたが……)。 Aコースでも、それなりの覚悟をして服装を整えて行くべきっぽいです。 そして、高齢だったり幼児連れの方には、明らかに無理がありそうな感じです。 う〜ん、Aコースといえども、入水鍾乳洞、侮りがたし!
私はBコースで水の中を歩くのに備えて最初からビーチサンダルだったのですが、後ろを歩いていた子供に踵を踏まれてサンダルが脱げてしまい、階段の下を流れる川に落ちて、流れてしまいました! 慌てて手を伸ばしたらギリギリセーフで拾えましたが、ちょっとヒヤッとしました。
そんなふうに、すでにかなりハードなAコース。雰囲気は満点。 Aコースだけでも、かなり洞窟探検気分が味わえます。
やがて、Aコースの終点にやってきました。 ぞろぞろと行列作って一緒に歩いて来た人たちの大半は、ここまでで引き返すようです。 Bコースの入口には、小さな鉄の戸口があり、そこを、ちょっとかがんで入っていきます。 そこから先へ行こうとして、はたと困りました。 ロウソクに火をつけてないんですけど……? マッチもライターも持ってないんですけど……。
実は、洞窟に入る前から、その点はどうするのだろうと気になっていたのですが、ロウソクが必要だと教えてくれた受付の人も、売店の人も、入口でコースの説明してくれた人も、火のついてないロウソクを手にした私たちに何も言わないので、火はどうするのかなあと思いつつも質問しそびれてしまい、(まあいいや、きっとBコースの入口付近にロウソクに火をつける火種が用意してあるんだろう)ということにしてそのまま入ってしまったのですが、やっぱり自分たちでライターなりを持っていかなきゃいけなかったらしいです(^_^;)
でも、立ち止まって困っているまもなく、後から火のついたロウソクを持った人が入ってきたので、その人に声をかけて火を移させてもらいました。
さて、ここからがいよいよ本番のBコース! というところで、今日はこの辺で、次回に続く……。
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