新聞のコラムを読んでいたら、テレビで見かけたヘンな日本語の例として、『陰ながら応援する』ということが言いたくて『草葉の陰から〜』と言っていた例が挙げられていました。 『草葉の陰から』といったら、そりゃもちろんお墓の中からということですから、生きてる人が自分でそういうのは、本当はヘンですよね。
でも、実は私、この言葉、ネット上でけっこう使ってますよ……。 もちろん、知っててわざと、冗談で使ってるんですけど。 だから、この言葉を使うときには『草葉の陰から(笑)』と、必ず『(笑)』をつけてるんですけど。
もしかすると、冒頭の例に挙げられた某社長という人も、知っててわざと使ってたんじゃないですかね。 ネット関係の会社の社長だから、ネットではこの言葉をふざけて使う人が多いのかも。 そういえば、みんな、けっこう使ってません?
でも、考えてみれば、私は本来の使い方を知ってて、当然相手も知ってるものと思った上で冗談で使ってても、その発言をたまたま中学生の人とか見ていて、(そうか、こういうときにはこういう言い回しをするのか!)と思ってしまったら申し訳ないですよね……。 『(笑)』がついてても、何でついてるのか分からない人もいるかもしれないじゃないですか。
言葉の誤用といえば、私も、『役不足』という言葉の意味を間違って覚えていたりしたのですが、それは、長年、いろんな人がこの言葉を間違った使い方で使っているのを見聞きしてきたから、勘違いして覚えてしまったんですよね。 こうして、間違った使い方が広まっていくんですね……。
というわけで、反省しました。 もう、この言い回し、使うのやめようっと。
|