*〜覗いて 感じて〜*
DIARY INDEXPAST


2002年05月03日(金)  アメリカの病院で埋もれそうになった日

ちょっとした検査に行った。
滅多にというより その病院に行くことじたい 2度目。
近所にある結構大きな総合病院。


検査が二つ。
朝から行って 帰ってた来たのはさっき。
昨夜の夕食以降 水一滴 口にしてなかったから(できなかった)コーヒーが飲みたくて飲みたくて、朝からずっと狂いそうだった。



病院へ行く前から憂鬱だった。 昨日はかなり あーあ って憂鬱モ−ドはかなりアップしていた。
「さっさと済ましたら もうしばらく(多分)行かなくてもいいんだからさあ〜!」 って自分自信をなだめながら いざ病院へ向かった私。 



わけわからーん。 どこへ行けばいいのか・・ウロウロウロウロ。
確かに あの人は 右に歩いて一つ目の角を左に曲がて 左側の2番目の部屋だって言ったよねええ。 なんて心細い想いでのったくた その部屋に入った。



その部屋には一人のバアサンがいた。


ここでいいのかしら とレジストレーションの紙を見せたら 同じ部屋にある、別の小部屋に行け と言う。


なもんで その小部屋に入ったらば二人の事務員がペラペラ意地悪そうに(そう見えた)誰かの噂話し中。


私に気付いてるくせに 知らないふりして ペラペラペラペラ。
やっと 話しを中断し応対してくれた。


んで 紙を見せて さっきと同じように 聞いた。
そしたら 怪訝な顔つきで ちょっとボリュームアップして ゛I can’t understand you.’ と仰せになられた。 そして同僚の顔をちらりと見たのを私はしっかり目撃・・・ああ やな感じだったわ あのオバハン!


なんでやねん!!!
こんな簡単な英語 こんな短いセンテンスがなんでわからねん!
レジストレーションの紙まで見せてるっていうのに なんでわからんねん!
わかろうともしないで なにが I can’t understand you. やねん!



ショックだった。
英語に自信なんて 当然 全くないけども・・あーんな簡単なあほみたいな英語がわからんだって・・・ 一瞬 頭の上を大きな金槌でガンガン打ちつけられたような気分になった。  (私は プライドが高いのかも・・)


床にそのまま埋もれて地下何マイルまで 埋もれてしまうんじゃないかって思うほど ショックだった。




その後 数人の病院関係者と話したけど いやな想いは全くせず・・むしろ感じのいい親切な人達のお世話になって 少し気持は明るくなったけど。


 

そもそも L.A. ってところは、ヒスパニック系が非常に多い。
ここだけではなく 全米 そう。
彼らの多くは 2世 3世 4世 なんかで 英語も話せるバイリンガルって場合が多い。 もちろん メキシコから移民してきて間もない人達も多い。
そんな彼らは、英語はもちろん話せない。 (これこっちの学校で問題になってる。 英語のわからんヒスパニック系の子供が非常に多いから。)




今までの経験から言うと(私的個人の意見) セカンドランゲージを持っている人って 所謂 他の言語のアクセントのある英語っていうのは 理解が困難なのか と思う。


たとえば 完璧なスパニッシュを話せるアメリカ人(英語も話せるバイリンガル)は スパニッシュ訛り以外の訛り英語が理解できない。
そして 理解しようとしない。


自分が 2ヶ国語話せるからかどうなのか・・ スパニッシュ以外のアクセントつき英語を 理解する気もない。



みんながみんなじゃないよ 当然。
けど 多いように思う。


日本語アクセントのある英語を話す日本人が 苦手な訛り英語って・・・
ズバリ スパニッシュ系 と アラビック系。 (私もそう)


どういうわけか チャイニーズ系は結構わかりやすい。


日本語とスパニッシュって・・ 相性悪いのかしらーん。



私の友達に ヒスパニック系がいないのもそのせいかしらーん。



アクセントばかりは どうにもならんよ。
努力次第では 軽くできても 完璧に取り去ることはおそらく不可能だと思う。
ティーンまでなら 可能だろうけど・・・。




あー あ こういうのもストレスに変わりゆく〜〜〜。
帰宅すると友人から電話があって 延々と英語について話した。
彼女は 私よりもぅちょっと長い在米者で もうすぐ20年目。
ご主人も日本人。
英語が通じず(聞く事にはあまり問題なし。)屈辱的な想いをするなんて日常茶飯事らしい。  頭にはくるけど それももう慣れたらしい。 

 
 






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英語をもっと勉強してこんな想いしなくていいように・・・
〜〜〜なんて今更思わない。  ガック〜〜ン!
そんな意思も根性も気力も もうない。
それよりもなによりも こんな想いしてもすぐ立ち直れる強靭な精神を養いたい。


 


追記


この上の文章書いたのは昼の3時半ごろ。
≪抜け字に誤字に意味の曖昧な文章があちらこちら。 只今 修正完了。変なところまだあるけども御免。≫


夜になり アメリカンの私の亭主が帰ってきて(人様の亭主はそりゃ帰ってこないわねえ。) この話しをしたところ・・
あのババアは 私の英語がわからなかったのではなくて 私の言ってることがわからんかったんだ と仰った。 

なんや同じことのようにも思うけど・・なんとなく 気分をよくした私。 (out patient という単語を使わなければ そりゃなんのことを聞いてるのかわからんぞ と言われた。 そんな滅多に使わない単語、すっと出てくれば誰も苦労はしない。)


私は 実に単純なババアだ。
強靭な精神 もう持ってるのかもしれないな。
ズブトサ も イナオリも もう充分なのかもしれないな。

それにしても 今日の日記は関西ベェ〜ン!



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