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「自分がつきたい仕事(研究職)がたとえ狭き門だとしても、その道で一番手になりさえすれば、絶対にそのポストを手に入れられる。一番手とまでいかなくても、せめて五指には入れるようになれば。できないはずはないという気持ちでがんばってください」
という内容の助言(励まし)を研究の指導教官から頂いた。 かなりモチベーションが上がった。 でも実際に研究が始まるのはまだもう少し先のことなのだけど。 その前に院試を片付けなければならない。 もう少し先に始まる研究をさらに次へとつなぐための前提として。
『そもそも命を懸ける、などという表現がおかしい。生まれたときから、誰でも命懸けなのだから』(森博嗣『有限と微小のパン』)
『君は、科学がただの記号だって言ったけど、そのとおりなんだ。記号を覚え、数式を組み立てることによって、僕らは大好きだった不思議を排除する。何故だろう? そうしないと、新しい不思議が見つからないからさ。探し回って、たまに少し素敵な不思議を見つけては、また、そいつらを一つずつ消していくんだ。もっともっとすごい不思議に出会えると信じてね……』 (森博嗣『幻惑の死と使途』)
ちなみに、俺は別に好奇心だけから研究をするつもりなわけではない。研究して、そして成果を挙げるということが、俺にとって社会で生きていく「武器」になるだろう、という認識もある。生きていく上では何か自分の武器が欲しい。それに研究を選んだということだ。でも、もちろん、それだけではなく、面白そうだ、という期待も大いにある。ただ、面白いだけではなくもっと先まで計算しないと、その面白いことを続けることもできなくなってしまうのだから、ある程度の打算も必要だと思うのだ。
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