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2003年05月05日(月) 永遠の向こうへ

今僕のいる場所が
探してたのと違っても
間違いじゃない
きっと答えは一つじゃない
何度も手を加えた
汚れた自画像に ほら
また12色の心で
好きな背景を描き足してく

いろんなこと犠牲にして
巻き添えにして
悦に浸って走った自分を
時代のせいにしたんだ
「もっといいことはないか」
って言いながら
卓上の空論を振り回してばかり
そして僕は知ってしまった
小手先でやりくりしたって
道をつかまえられはしない
(Mr.Children『Any』)


僕は汚れたことに絶望しない。
というか、汚れずに生きていくことなどできはしない。
みんなどこかで汚れていく。
そうやって自画像が出来上がっていく。
それなりの年数を生きてきて、
自分は真っ白だ、というのは、
ただの嘘か、そうでなければ、
綺麗なものしか見ようとしてこなかったのだろう。
(そうではなしに本当に純白の人間がいるのなら、皮肉ではなしに会って話をしてみたい)

小手先でやりくりすることをやめるということは、
汚れることを恐れない、ということでもある。
綺麗なことだけで道をつかまえられはしない。
おそらく、ほとんどの場合において。
それは他の誰かを犠牲にしてでも、
という意味ではないけれど、
自分の何かを犠牲にすることは必要なときもある。
あれもこれも手にいれることは非常に難しいし、
僕はそこまで傲慢でもない。
これはただの諦めだという意見もあるだろうが、
何かを手に入れるために別の何かを潔く捨てることもときには必要だ。
それが、選択する、ということ。
(何も失わずにいつづけられる永遠などないし、何も変わらない永遠などいらない)


sora |MAIL