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「音楽」というのにも種類がある。 普段は、POPを聞くことが多い。 (たいていはパソコンで作業をしながらだけど。たとえば、今もこれを書きながら聞いている) 今日は、クラシックのコンサートを聞きに行った。 POPとは「速度」が違う。 基本的にはゆるやかなのだけど、ときに激しく旋律する。 テノールの声が響き渡る(今回のは、このテノールがメイン)。 旋律は、言葉では表わせない感情を表現しえる。 歌は、短い歌詞で複雑な感情を代表しえる。 およそ原初的な言葉として。
(言葉にはできない音楽を言葉にしようとしても俺には遠すぎるな)
『モオツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない。涙の裡に玩弄するには美しすぎる。空の青さや海の匂ひのように、万葉の歌人が、その使用法をよく知っていた「かなし」といふ言葉のようにかなしい』(小林秀雄『モオツァルト』)
(ちなみに今回のコンサートにモーツアルトは直接関係ありません)
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