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今日は大学に行くと人だかりが。 どうやら、今日は大学入試の合格発表日だったようだ。 胴上げしていたり、「合格してた!」と喜びの声が聞こえたり。
俺が合格したときは、どうだっただろう。あまり印象に残っていない。 合格して安心はしたと思うが、それほどに喜んだ記憶はない。 自分で望んで受験した大学のはずだったのだが。 大学入試は人生の通過点の一つでしかなく、そのことを感じていたのかもしれない。 もっとも、こんなことは今だからこそそう書けるのであって、当時に本当にそんなことを感じていたかどうかはわからないが。
大学入試までは、決められた枠組みがあり、その中でベストを尽くせばいい。 (受験をしないという選択肢ももちろんあるが、ここでは受験するとした場合) 先日会った高校時代の友人(浪人経験あり)がこう言っていた。
「浪人時代は楽だった。浪人がしんどいなんていうのは嘘だ。少なくとも俺にとっては」
志望大学合格という具体的な目標が与えられている。 それを奨励する社会環境がある。
そして、合格できた場合。 ここからが本当のスタートライン。 それに気づくのに、どれくらいの時間がかかるかは、個人差がある。 また、気づいたからといって、次の一歩が重いこともある。
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組織の中で 人は思考を停止し全てを何かに委ねることで 安らぎを覚えることがある 何を委ねるかを 何を捨てるかを 選択する必要も無い世界で
全てに答えが用意され 人は尋ねることはあっても 答えることは無い
人はそこを楽園と呼ぶ
智恵の実を食べる前の アダムとエバの世界
しかし本当は この世に楽園など無いのだ (引用元不明)
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