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2003年03月06日(木) 弱く儚い者たち

爆破して飛び散った心の破片が
そこら中にキラキラ光ってるけど
いつの間に私はこんなに弱くなったの
(鬼束ちひろ『infection』)


生きていく中で、いろんなものを手にいれて、それを守りたいと思うようになる。守るべきものができると、何をするにしてもリスクを考えるようになる。その守るべきものを損なわないでいるために。しかしいつまでも損なわないでいることはたぶんとても難しいことであり、また、自分一人の意志ではどうしようもない場合もある。どういう選択をしても何らかの後悔はするだろうという時もある。どのような選択をしようとも何かを損なうというときは、自分に忠実な選択をしてもいいと思う。それは利己的であるということじゃない。自分で自分のために自分の選択をすることは当然の権利。そのはず、だ。

もっとも、そのように簡単には割り切れない場合が往々にしてあるから、厄介なのだけど。


空気と光と
そして友だちの愛
これだけ残っていたら
弱りきってしまうな
(ゲーテ)


sora |MAIL