一週間前旅立っていった。
持病があり、癌が急激に進行してしまった。 余命一年と言われてから、たった二か月だった。
伝え忘れたことなどもうない、という内容の歌詞があったが、 私には伝えきれなかったことがたくさん残った。 もっと話がしたかったと最後に話しかけた。
別れには多くの人が駆けつけてくれた。 皆さんびっくりしてしまって、言葉に詰まるようなことも多かった。 田舎だから、ひっそりとやるはずが、多くの人が見送ってくれた。 父が多くの人に慕われていたのだと、色々な人の話を聞いて本当に驚いた。
まだピンとこないが、一人残された母が心配だ。
ただひとつ心底度肝を抜かれたのは、 家族葬で「父の配偶者の弟の嫁の兄」が予定外に通夜に参列し、 食事の用意などもなくみんなで肝を冷やした。 配偶者の弟の嫁の兄、家族葬でなくても普通は通夜には呼ばないと思うが。
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