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2007年02月10日(土) ■ |
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松本清張わるいやつら:第四章 |
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わるいやつら
心理描写が丁寧になされていると感じます。ドラマの筋書きがそこから
良くわかります。さぁ、どのお話から始めましょうか?(^▽^)
救急車で運び込まれた患者は、捜査一課の刑事
「やってみるか、オペ!」 上川隆也
「いいですか。やらせて下さい」 平山広行
完全犯罪が成立するまでは、上川隆也、米倉涼子が、
一番恐れる殺人課の刑事だったからと言えば、あれですが
新米の医師に、こんな感じで手術をさせますか?
患者は手術台にのせられたら、祈るしかありません。
医師は選べません。貴方が有名人ならば別ですが・・。
笹野高史を”個室に入院させたい”と言ってた余貴美子が
”個室でなくてもどうでも良い”と看護士に伝えたを
聞いた米倉涼子は、そこで安心するのですが・・・・・・
上川隆也と余貴美子は同室の刑事を、利用しました。
上川隆也は笹野高史に、丁寧な病状説明をしていました。
「ヘモグロビンAICのコントロールが悪い。心電図も・・」と・・
”亡くなってもおかしくない”を刑事に聞こえるように話しています。
刑事が退院して、すぐの、笹野高史の死亡です。
上川隆也は笛木優子に結婚を申し込みます。
「承諾したと思っていいのか?」
「どうでしょう?どちらと思う?」
”はい”でも、”いいえ”でもなく”どちらと思う?”
はいいですね。
”俺にそれを、言わせる気なのか・・”ですね。
完全に笛木優子は優位な立場で、ものを言っています。
彼女の父親からの結婚条件が”三億の財産”ですって!
上川隆也は三億円を借ります。
自転車操業とはサラ金地獄に陥った多重債務者をさしていますが
上川隆也の、やり方はサラ金利用でなく、女利用ですね。
三億円の利息375万円は、手に出来ましたね。多分?
余貴美子の夫が亡くなりましたから・・・・・
今回の上川隆也は、風邪でダウンしていました。
回復して、診察室で報告を受けていました。
「入退院はありません。男性7、女性6、空床のままです。」
申し送りがなされていました。病棟がこれでは、困ります。
北村一樹が”借金まみれ”と言っていましたよ。
空床になってるが、どれ位かを聞かされて、上川隆也の
病院がどんなかが、わかりそうですね。
入院患者が多かれば、病院はもうかります。
上川隆也のお金の工面を、これから、じっくりと眺めましょうか。
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