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■ されど夫婦
新入生が猫を被った狡猾なセンパイたちに引率され、次々改札をくぐっていったり、定期券売り場にあんびりばぼな長蛇の列できてたり。 この時期特有の混沌感を曳きつつ、駅はごったがえしておりました。
今日は午後から公的任務(?)を終えた友人とまったりお茶。 駅ビル内は想像を絶するような混雑なので、ちょっとハズれたケーキ専門店に入りました。
友人の長男は高校受験を控えていて、五里霧中の進路探しで親子ともども頭が痛いらしーです。 ウチもこれといって強い希望があったワケじゃなく、消去法で決まったようなもんだし、多くは似たり寄ったりの状況。つか、10代で将来決めろって言うほうがムリだろと、自分のときのことも含めて思いますぜー。
子どもの話が一段落すると、次はダンナと義父母の話題。ま、お定まりのコースですわね(笑)。 両者の一致した意見は 「夫というものは口には出さずとも、大なり小なり妻は自分の従属物だと思ってる」 でした。だからといって自尊心が傷つくわけでなく(プライドはもっと別の場所にもちませう)、男はそのくらいの自負があった方がよかろうと、妻は思ってもいるのです。従属と言うからには、守る責任も負うんですからね。
我々は離婚に寛容である一方、恥だという感覚がまだまだ強い世代です。 あたしの身近でも幼馴染がひとり離婚しただけで、あとはそこそこ結婚生活を維持しています(まだ未婚もいるしな)。第一離婚しなけりゃなんないほどの理由って、そんなにはないと思うのよね。夫が暴力的だとか、浮気が絶えないとか、経済的に破綻して生活を維持できないってくらいじゃない?
性格や趣味の不一致も慣れればどーってこたありません。相手もガマンしてるんだろーしさ、お互い様なのよ。妻として出来損ないの自分が、何を偉そうに相手を批判できましょうやって感じ。
子どもが生まれたりそれぞれの親が具合悪くなったり、あるいは異動、転職退職、本人の病気等々で夫婦の関係は絶えず流動していきます。 油差したり螺子巻き直したり、微調整を繰り返してなんとか長持ちさせるのが結婚の妙味かなーと、あっというまの20年を振り返ったりするのでした。
2007年04月06日(金)
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