日日雑記
emi



 いよいよ冬の映画始まりますね♪

いちばんはやっぱ「犬神家の一族」ですかねー(^o^)丿

前作は何度も観たので、殺される順番も犯人もラストも全部分かってるのに、尚観たい。だって面白いんだも〜ん!

あとは「あるいは裏切りという名の犬」かしら。これはもう、タイトルですでに勝利してますね(笑)。昔日のフランス製フィルム・ノワールを彷彿とさせる犯罪映画だそうです。観る人を選ぶ内容と評論に書かれていますが、今年の「このミス」で国内第一位に選ばれた作品も、相当読者を選ぶもんね(苦笑)。だいじょぶだいじょぶ!


観たあとになんとも言えない不条理感や重み、苦さが残るものが好きです、昔から。予め破滅や破綻を孕んでいるのって、いっそ潔いゆえに美しいのよね。何人たりとも登場人物の心情に寄り添うことを許さない、あるいは拒絶するような気高さ、孤高の志がかっこいいんだよなあvv


人を泣かせるも笑わせるも同じこと。むしろ笑わせる方が3倍は難しいとよく言います。
感動の仕組みは意外と単純なので、それを至高とするのは芸術ではないと言った人もいました。

「フランダースの犬」の最後、ネロとパトラッシュが死んでしまうのが可哀想なので生かして欲しいとか、「時かけ」の芳山和子と深町一夫を別れさせないで欲しいなど、わざわざ新聞に投書されているのを見て、うすら寒い気分になるのはあたしだけでしょうか。

なんでもかんでもハッピーエンドじゃないと我慢できない人は、本人の現実がうすら寒いのかもしれませんわね。





2006年12月15日(金)
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