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■ 芳山和子はケン・ソゴルの夢を見るか
朝からけっこうな雨降りでしたが、とにかく夏休み前に観たいモン観ないと!
……で、新宿へ『時をかける少女』観に行ってきました。 過去七回もTVドラマや映画化されていて、アニメ化は今回が初めて。なんといってもNHK少年ドラマシリーズと原田知世主演映画が印象的ですが、アニメもとても良かったです♪
アニメオリジナルキャラ紺野真琴(原作主人公・芳山和子の姪設定)が、ある事故をきっかけにタイムリープ能力を手にしてしまうというスピンオフ・ストーリー。ちゃあんと原作といっぱいリンクしていて、特に和子おばさん(笑)がらみのエピソードは、オールドファンにはたまりません。
真琴と同級生二人の少年の関係が、ありそうでありえなくて、でもあって欲しいと願わずにいられない、この年頃の子、あるいはこの年頃を経た者にとって、共通の痛みを分かち合えるステキな作品に仕上がりました。
「あなたは私と違って、ただ待ってるだけの子じゃないでしょう?」
和子おばさんの言葉が、知世主演映画の最後、薬学の本を抱え長い廊下を歩いてゆく、あの後ろ姿にシンクロし、思わず胸が詰まりました。そう、彼女は待っているのです。未来人ケン・ソゴルとの再会を、いつまでもいつまでも――
そして。
「未来で、待ってる」
そう告げられた我等が次代のヒロイン、真琴の出す答えは。
「あれが初恋だったろうか」と感じる思い出を片手に、夏の空に広がる真っ白な雲とその答えを、もう片方の手で、どうぞつかみとってきてください!
2006年07月18日(火)
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