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■ 私たちが間違っていたのは
音楽と同じように、人間関係もリハーサルできると思い込んでいたことだ――
先日のとあるドキュメンタリー番組での発言です。 人間関係にリハーサルなどありません。いついかなるときも本番なのです。
最近読んだ本に「結婚前に相手と同棲して、生活におけるその人の本音を知るといい」といった意見がありました。結婚後「こんなハズじゃなかった、この人は変わった」とよく言われるけれど、それは変わったのではなく付き合ってるときは互いにいいところしか見せないからだ、とも。
これはある意味正しいですが、やはり本番には通用しません。入籍後の婚姻関係解消には、多大なエネルギーを浪費するからです。そのため多少の食い違いなら妥協して、新しい生活のルールを作ろうと努力します。これはなかなか面倒で忍耐と手間隙がかかるもの。とてもじゃないけど、同棲程度の束縛ではあっという間に破綻してしまうでしょう。
結婚なんて紙切れ1枚の契約にしか過ぎません。 けれど、それ以外に結ばれる有形無形の契約はちょっとやそっとじゃ切れないのです。だからたいへんで、だから貴い。
……などと、国勢調査票を前にして、いろいろ思う秋の午後。
2005年09月27日(火)
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