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■ 妄想サヴァラン
ほとんど唯一といっていい管理人が敬愛する作家、それは森茉莉である。
作風が好みでも作家自身にあまり興味を持たないようにしている。情が移ると作品の良し悪しを客観的に判断しにくくなるからだ。よってこの作家なら全部好きとは決してならない。自分にとって駄作をつかまされる確率が、他に比べて低いだけである。
そんな中にあって茉莉さんだけは別格で、彼女の作品よりむしろ彼女自身に大いに興味を引かれる。あたしは食べることに無頓着な人間だが、茉莉さんのエッセイを読んでいるとムラムラと食欲がわく。 文豪の愛娘で超お嬢様育ち。しかし二度の離婚や戦争を経て経済的に逼迫し、それでも尚物書きを続けながら古びたアパートで独創的な王侯貴族の生活を実践した人。国内外のたくさんの美味しいものを食した経験を、赤貧の生活で再現しようとする飽くなき努力には頭が下がる。
胃腸を悪くして更に食が進まない。最近買った「贅沢貧乏暮らし」(神野薫・著/阪急コミュニケーションズ)を眺めつつ、お腹がくぅと鳴った時点で駅前のデパートに食材を買出しに行った。内容はプチトマト、胡瓜、オイルサーディン、小岩井バター、薄切りハム、高野のオレンジマーマレード、サンドイッチ用パン、日東紅茶ティーバッグ。上記の本は茉莉さんのエッセイ等に綴られた食事の部分を中心に、再現写真やレシピが載っているすぐれモノである。今日は胡瓜とオイルサーディンのサンドイッチを作って食べてみることにした。
茉莉さんは食材にもこだわりが多く、決して高価なものではないがコレと決めたら絶対コレな人だったらしい。「本物バタァ」は小岩井バターで、昼となく夜となく飲む紅茶は日東ティーバッグ。ハムは鎌倉なんだけど高いので伊藤でガマン。トマトとマーマレードは茉莉さんの好物だったそうである。彼女に影響されてマヨネーズも最近は専らビン入り愛用だ。 さてサンドイッチだが、まず胡瓜を薄く切って軽く塩をふっておく。次にパンにバタァとからしをぬって先の胡瓜とサーディンをはさみ適当にカット。美味しい♪あつあつのミルクティーもいただく。天国だ。作りおきのカレーもあるし、ミンチステーキとサラダの材料も買った。これで食欲にはずみがつくといいなあ。
2004年04月19日(月)
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