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■ 錬金術関連本
手元にどれくらいあるかなあと探してみたら…3冊ありました。一部に紹介されているのも含めたらもう少しあるかな。
錬金術全般の歴史などを知りたくて購入したのがアンドレーア・アルマティコの「錬金術」(創元社/知の再発見双書シリーズ)。監修が種村季弘ってとこがグーでしょう?(^.^)カラーの図版がたくさん載っていて、それを眺めるだけでも楽しいです。現代も錬金術師が存在すると知って驚きました。
佐藤亜紀「鏡の影」(新潮社)は中世の錬金術師の物語です。あと平野啓一郎が芥川賞を受賞した「日蝕」、こちらも中世が舞台なんですが。この2冊、なかなか因縁深しなのです。
「日蝕」が発表された際、佐藤氏は自著「鏡の影」との類似点が多すぎると抗議し平野氏と新潮社に釈明を求めたところ、一蹴されてしまったのです。新潮社は己が主催するファンタジーノベル大賞受賞者よりも、芥川賞に重きを置くアンフェアな決断を下したと、ちょっと問題になった一件でした(図らずも、作家はその「出自」によって後々まで差別されるという事実を露呈してしまったわけですが)。 結果、佐藤氏は新潮社に帰属した版権全てを引き上げ決別することとなりました。以上の経緯は佐藤氏が別会社から再版した「鏡の影」あとがきに詳しく書かれています。
錬金術は物の本質を理解し分解し再構築する技…大雑把に言えばそういったものです。物を書くのも同様で、引用・ブリコラージュ・海賊行為等パクリと総括される行為も、そう気付かれてしまうのは作家の中での「こなれ具合」が足りないだけで、全く他者との関係無しに作品を作り上げるのは不可能ではないかと思います。
…ちょっと(いえ大幅に;)当初の目的から話がズレてしまいました、ゴメンナサイ(^_^;)。
2003年11月10日(月)
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