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■ 庭というもの
世間ではやれガーデニングだなんだとかまびすしいですが、あたしは土いじりに全く興味がありません。今はマンション暮らしだけど、何がいいって庭の草むしりをしないで済むことよ!(笑)
父の転勤双六にくっついて列島縦断いたしましたが、池付きの広い庭や菜園、生垣のある住まいはホントに苦痛でした。草むしりは子供の仕事だったからです。 炎天下に麦わらかぶって1時間も作業してると、本気で倒れそうになります。爪は真っ黒になるし腰は痛いしいくらやってもキリないし。
かようにたしなみの薄い人間ですが、ヨソ様のお庭を拝見するのは好きです。無責任に眺めるだけでいいからね。旅館やホテル、料亭や迎賓館など手入れの行き届いた庭も清々しくて気持ちいいです。
先日テレビで叔父の庭が紹介されました。一年を通じて徹底的に彼の美意識に支配された白い庭は、なんだか静かな主張と情熱をもっていました。 「丁寧であることは当たり前。たとえセンスが悪くても丁寧に手入れされていれば価値がある」 以前「人は普通であることがいちばん尊い」と話してくれた頃と叔父はちっとも変わっていませんでした。
そうは言っても土いじりに費やすエネルギーがあるなら、あたしはそれを別のものに使いたい。あまつさえお庭を見ればそのおうちの奥様のレベルがわかってしまうそうなので、一生マンション暮らしでいいやと思います。
2003年01月08日(水)
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