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■ あたしが言えた義理じゃないけど…
今日レンタルでテニプリのオリジナルゲーム・サントラを借りてきました。ゲームのサントラって初めてだったんだけど、ホントにただのBGM(笑)なんで驚きました。 これがアニメやドラマ、映画だとサントラだけでも充分自己主張するけど、そーゆーの全然ナシ。あきれるほど淡々と音が連鎖するだけで途中で耐えられなくなり切りました。
なんか昔聴いたようなノリだなあと思って、そのうちカシオペアやスクエアに似ていることに気付きました。 真性ジャズ・ファンにはけちょんけちょんのフュージョンだけど、あたしはけっこう好きで随分聴いたもんです。ダン・シーゲル、トム・スコット、デイヴ・グルーシン…、特にギターのリー・リトナーは大好きで来日コンサートにも行きました。 しかしそういった音の流れを汲むってことは、親元のフュージョンもやっぱりBGM的音楽にすぎない証拠なのかも。
…話を戻してゲーム・サントラなんですが、ボーナス・トラックとして声優さんたちの歌うイメージ・ソングが収録されており、なんとか「聴ける」のはこれだけでした。とてもじゃないけど定価がペイできません。
最近はアニメもマンガも小金持ちのオトナをターゲットにした商品展開が盛んで、確かにファンとしては嬉しいし楽しいけど子供の気持ちを考えるとちょっと複雑です。やっぱり彼らだっていろいろ欲しいに決まってんじゃん。でもお小遣いには限界があるしさ。
見た目派手なアニメ業界ですが、現場の実態は20年前となんら変わらないお寒い状況です。当時あまりの低賃金に悲鳴を上げた声優さんたちが、現状打破のため「再放送にもギャランティを支払え」とデモしたことをご存知ですか?制作サイドだって下請けがどれほどの辛酸をなめているか、それはもう凄まじい限りです。
だから副収入の手段として様々なメディア展開がなされることはわかるのですが、それでも時々「なんか基本的に間違っとるよ」と思ってしまうのです。
2002年10月15日(火)
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