diary of radio pollution
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2013年02月25日(月) 絵画

聖戦の前に、ひれ伏すしかないのだろうか。

休日だが、朝から支度をし外出。少しフォーマルを崩しながら、ツイードのジャケット、コートを羽織り、頭にはステットソン。年を重ねたから出来るようになったファッションか。

目的地に向かう電車の中で、ネクタイを締める。過去の習慣か、手は覚えているものである。

友人と合流し、時間通りに都心の目的地へ。絵を見に来たのだが、丁重なおもてなしを受けて少し恐縮する。しかし、部屋へ通されると、そんなことも考えられないほどの時間を過すことになる。本当の芸術の前では真剣勝負をさせられる。まさに切られぬよう、程よい心持と懐に飛び込む覚悟が必要だ。

滅多にそのようなものなど出会うこともないが、ある作家の全ての作品がその域にあり、十点程対峙したので、さすがに緊張感から疲労困憊だった。ライブをした後のような感覚に近い。

また見に行こうと思う。切られる程に近づいてみたくもある魅力的な絵だから。

koji


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