雨のち晴れ...scbellen engel
続。 - 2006年10月26日(木)




昨日、小さな命について書きました。
今日、恩人の人と直接話せたので、その続編を少し書こうと思います…。


世の中には本当に沢山の考え方があって
今回ここに書いた事も、いろんな感じ方があった事と思います。
私は、どちらも肯定も否定もしません。
そして、恩人も 小さな命の母である恩人の実の妹サンも
その沢山の思いを静かに受け止めているとの事です。

今までも、沢山の同じような例がニュースで流れてきました。
そのつど、可哀想、大変などと思いはしても
やはり現実としては、画面の向こうの出来事だったりしたのが
正直な私と恩人の気持ち。

身近な人の死に直面したり、病気に直面して
それを現実として受け入れたく無い思い、でも現実はそこにある。

人は皆、現実として自分が直面しないと
どうしても実感はわかないし、受け入れがたい思いも生まれると思います。
けれど…。

何も、誹謗、中傷する必要まであるのでしょうか?
そんな思いもあります。
もし、自分がその立場だったら どんな方法をとるだろう?
それが分かってたら苦労しない?
直面しなきゃ分からないに決まってる?

現実問題、その恩人も何をすべきか分からないまま
沢山のお願いをメールを送り、チェーンメールみたいだと、お叱りのメールや
いろんな言葉をもらったそうです。
家族が、身近な大切な人が、もし一刻を争う事になったら
冷静に対応できる人なんて、そんなにいないのではないかと
私は思います。
恩人は、お叱りを受けて申し訳なかったし、
有り難いと受け止めていると言います。
某巨大掲示板でも、またあるコミュニティでも話題になっていて
たった2日の間の、この反響の凄さに御両親も恩人も身内の方々も
驚きを隠せずにいるのが、正直なようですが
色んな考え方があるゆえ、決していい事ばかりではない事が多く
でも、かけがえのない我が子の為に思い浮かぶ事を
手探りでしているのが現状のようです。

救う会のHPのほうも、電話対応も回線が開かない為パンク状態だったり
募金額の更新をマメにしないなど、
善意ある方々の御迷惑をおかけしてしまう結果が
今の状態になってしまっていて、恩人は本当に心を痛めている状態です。
(救う会の方は、恩人が直接関わっているものではないため手を出せない)


今回、このような大きなニュースに関わる事になった自分がいて
いろんな事を感じています。
訴える側の気持ちも、ただ悪戯に訴えているわけでは無い事。
その返りも、受けなくてはならない事。
また、理解できない気持ちを持つ人の意見なども。

日本という国で、こういった大きな手術が受けられるようになる日は
来るのでしょうか…
「臓器を待つ=死を望んでいるという事になるんだよね」

そう言った恩人の声が耳に残りました。



私の連絡を受け、複雑な思いになられた方もいらっしゃるでしょう。
いいんです。 それで。

私の連絡を受け、すぐに受け入れて下さった方も
本当にありがとうございました。

どちらの思いも、恩人には伝えてあります。
そして、そのどちらの思いも恩人は手をあわせるような思いで
感謝しております。

本当に、いろんな気持ちを私達に教えて下さって
心より感謝いたします。ありがとう。ありがとう。











 past  INDEX   will




my bookに登録





↑エンピツランキング投票ボタン