出向コージ苑

2005年01月27日(木) 九州へようこそ 2

日本が誇る「旅館の朝ごはん」をがっつり食べ、
再び父セブンに乗って臼杵へ直行。

由布院あたりになると、
もはや真性の田舎とは言えないので、
ゆるい旅行をしたい(そして財布が軽い)時には、
ちょっとばかりつらいものがある。
しかし臼杵の町は、
古い街並みがよく保存されているため、
ただのんびりと散歩をするだけでも楽しい。
石仏もあるし。

年寄りくさいって言うな。

首が胴体に乗っかって、
ちょっと普通になってしまった石仏を拝み、
史跡を見ながら市内散策である。
途中、ぶらっと呉服屋に入り、
縮緬をあしらったポーチや足袋を買い、
店主のおばちゃんに、
なにやら格言めいた文句が書かれたシールをもらった。

昼食は、野上弥生子の実家である、
醤油・味噌の醸造元が出している味噌定食を。
これは徹底的に味噌、みそ、ミソの昼食膳である。
ここに来ると、ご飯に味噌というのが、
いかに絶妙な組み合わせなのかが分かる。
ちなみにコージ苑は、卵の黄身の味噌漬けがお気に入り。

ここで父と別れて、
CSB先生とコージ苑はローカル線で福岡へ戻る。
駅の待合室では、
地元と思われるおじさんおばさんが、
「あそこんちは長男が胃潰瘍で」
「嫁が今実家に帰ってて」
と、声高にしゃべっていた。
あのういいんでしょうか、
思い切り実名出してるけど…と思わなくもないが、
それにしても、どこでも話すことは同じなのだ。

福岡に到着後、天神の居酒屋で飲み会。
CSB先生がスロで日本語を教え始めた頃の学生に会う。
彼は現在、北九州の某大学で教えているそうで、
理系がまったく分からないコージ苑は、
スロ人に日本語で「電気と電機」の違いを講義してもらう始末。

そんなこんなで実家に帰りついたのは、
夜もすっかり更けた頃だった。
母親の入れてくれた緑茶のおいしかったこと…(溜息)

さすがにちょっと疲れがたまってきたぞ。


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コージ苑