出向コージ苑

2003年12月22日(月) 時代劇フェア

日中暇だったので、とりあえず読書。

藤沢周平『蝉しぐれ』 文春文庫
お家騒動が原因で、ある武士が切腹を命じられた。
家名は断絶、残された母と息子はそれまでの家を追われ、不遇をかこつ。
息子は幼馴染の女性への想いを残しつつ、
剣で名をあげ、家の再興をはかる。
…という筋、乙川の『蔓の端々』と『喜知次』を思い出させる。
もちろん、こっちのほうがずいぶんと先に書かれたもの。
作品中に示されるイベントが似ていると、
それに対する作者の切り口、テーマの選択などの違いが際立って面白い。


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