得るものと失うもの - 2005年10月16日(日) もうすっかり慣れてしまっていたけれど、 遠くにいる友人・知人の日記を まるで小説でも読むようにネットで読む、 というのはよく考えると奇妙なことだ。 遠くにいる限りはめったに会わないし、 それほど連絡もとらないし。 それを読んだからといって、 その人との「直接の距離」が縮まるわけでは、決してない。 (でも、その人を知る重要な材料にはなるかも) ++ このあいだのトークショーで 家具デザイナーの中村好文さんは 「なにか新しくて便利なものを使うとき、 それによって失われるものの方が気になるんです」 とおっしゃっていました。 たぶん、普段の暮らしの中で起きていること1つひとつを そんな視点で検証していったら、 おそらく気が狂いそうになるとは思うのですが 何かを手に入れる時に失っている何か、 というのは確かにある気がします。 便利がよくない、ってことではなくて そういうものなのだ、ということで。 -
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