めしつぶ読書 - 2003年04月21日(月) 地下・紀伊国屋で「神谷美恵子日記」文庫版で購入。 日記は彼女が25歳のところから始まっていて、 日付は1939年とある。 朝、電車で少しずつ読むので、まだ1940年。 1940年の彼女はアメリカにいる。 「凡庸なる民衆を作り出す物質的にゆたかな平和な社会と、 少数の優れた人を出す軋轢の多い社会とどちらがいいかと 言われたら私のSollen(あるべきこと)の念は前者を選び、 私の野性は後者を選ぶだろう。私は出たらめの貴族主義者 らしい」 (神谷実恵子日記 より) ひとつひとつ、飯つぶを味わうように読む。 そとは雨。 -
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