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■ 緊張するとき
仕事してて緊張するのって、処置する相手が知り合いな時。 結構、注射の上手い下手で「あの看護婦はよくない」とかって言われちゃうから。 それがなにが緊張するのかっていうと、オレは悪い評価を下されるのが怖いんだと思う。 それも知り合いに 「更夜は注射が下手」 なんて吹聴されたら、なんて思うとすごく怖い。 ばばちゃんやその友人、近所の人の話を聞いてると 「注射が下手」 っていうのと 「看護師としてあまり良くない」 っていうのはほぼ同義で使われるらしいのね。 限られた集団でだけ有効な解釈かもしれないけど、それを知ってるから怖い。
で、たまたま後輩が来てて、点滴するってことになったんだけど、それをやったのがオレだった。 名前見てもしかして、って思ったら本人で。 そのこ、どうも血管が刺しにくいのね。 深いし、逃げるし。 それと、相手が「後輩」っていう立場もあって、余計に失敗したくない気持ちがムクムクと。苦笑 本人もいつも代わる代わるいろんな看護師にあちこち刺されるって言うし、なんかうまくやってやろうって思って。 触った感触で血管の位置がだいぶ深いとは思ったんだけど、血管も逃げずにうまくいった!と思ったら血液が引けてこないわけさ。 何故?と思って針先の位置を確認してもずれてない。 もしや、と思ったらその通り。 血管の真上を平行に並んでた。汗 少し針を引いて、さらに深く刺しなおしたらちゃんと収まってくれた。 その子の中では、針を完全に抜いていないから「一回で」成功したと解釈されたらしく、なんとか先輩としての威厳を保てた更夜。 そんなこと考えてるうちはまだまだ未熟だよなぁ、とも思った。
2004年02月12日(木)
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