愚者
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とても忙しい一日だった。 心の恋人とランチを共にし、あっという間の4時間を過ごした。 その後、私にしては珍しく心許せる人と食事をした。
すっかりと忘れていた、心弾ませる感覚。 遥か昔、忘却のかなたに置いてきたものが 脳裏によみがえった。 知らず知らずのうちに、人は純粋な心を失っていく。 まるで人生の糧にするかのように、気持ちが汚れていく。 それが生きる術、人生をまっとうするために必要でも 失ったものは大き過ぎるように感じる。
述べ10時間、友人や恋人、身内以外で心を開き ひとりの人と向かい合ったのはいつ以来だろうか? 気が付けば、時の流れを忘れて話し込んでいた。
忘れてはいけないが、薄れてしまいがちな 大切な気持ちを、改めて認識した日だった。
誠幻
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