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■ foolish night Pt.3
ロビーに着いてからも ジャコブは泣き続け自分を責める言葉を吐き続けていた。
「私の所為で・・・私が・・・・。」
と、彼女の友達が必死で落ち着く様、言い続ける。
そして、その目の前を救急隊員と思われる人達が通った。 すると彼女は、泣きながらもジュリーは平気か?とか 外に居るクリスティーナを見て欲しいとか 話し掛ける。
やがて来た寮母さんにも今までの経緯を話し、 何度もジュリーは、クリスティーナは大丈夫なのか?? と聞く。 寮母さんも二人とも平気だと。あなたの所為ではないから。 と彼女に優しく諭す。
それよって、少しは落ち着きを取り戻した彼女。 でも暫くして入って来たクリスティーナにまた私達は、 ショックを受けずにはいられなかった。
彼女のおでこと眉間そして胸に血が滲んでいる。
さっきまでは、暗かった事や彼女が吐いてた事で はっきりとは見えてなかった傷が今は、 蛍光灯の元、はっきりと確認する事が出来る。
その痛々しさに一気に自分の中にも 罪悪感の様な、さっきまではどこか他人事の様だった 気持ちを変える痛さみたいなものを感じた。
彼女がクリスティーナに大丈夫かと問い掛ける。 全然平気よ!とまだ酔いの抜けてない彼女が笑う。
もう一度クリスティーナに私も彼女も謝り、 戻って行く彼女を見つめていたジャコブが再び泣き始める。
私に御免ね。御免ね。と謝る彼女。 私も込み上げて来た何かをはく様に 私こそ御免。御免。と 私こそ何も出来なかった、受け止める事も何も・・・と
二人で謝りあってた・・・。
そして、ジャコブの部屋へと向かっている時、 クリスティーナ達の部屋の前に2人のpoliceが立っていた。
部屋の前を通る時に、目が合う。
心臓が大きく耳元で響く。
部屋の中には他にも何人かのアメ人が居て これからどうするのかとか他にも未だのクラブに 残っている何人かを迎えに行かなければならない事とかを 話していた。
車を持っている何人かが迎えに向かった後、 やっとジュリー達の部屋に行く事が出来た。 部屋に入ると二人とも眠っていた。
未だジュリーの顔は青白かったけど、 看病しているアメ人がもう大丈夫だからね。 と私にhugをくれた。
2002年04月20日(土)
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