sound's of wing
Uki



 what's happen!? 続き・・・

(意味の分からないよ??って方は此処からどうぞ。)

服を着替えてる間もやはり込み上げる何かがある。

       

もう何度目か数えたくも無かった。
嫌なせり上がりは果てしなく私に続く。
水を飲んで何とか落ち着こうとするけど、
しようとする傍からお腹まで下って痛む。

  『もう何もでないよ!!!!!!!!!』

気分は最悪。

トイレにへばり付き死に絶えた様な形相。
でも、吐く度に何か気分が良くなった様な錯覚に陥る。

  「大丈夫・・・??」
  「無理しなくていいから・・・・。」

尋常では無くなってきた私の声に
Yが心配そうに目を向ける。

  「・・・うん。結構、平気になってきた・・・。」

そう言う私に

  「いや、さっきもそう言ってたから・・・。」

Yの突っ込み。

  「だね・・・。薄笑 でも今度こそ・・・・・・。」

と言いながらも床にへたり込み、ソファーに手を突いたまま
動けなかった。
気分はどんどん急降下をしていくよう。
でも嫌な波は来る。

この時程、本当にもう何も出すものは無い!!!!!!!!!!!!!!!
そう思った事は、無かったと思う。
さっき飲んだ水でさえ意味を持たない。
切に願った。

  『もう!!!!本当に無理だから!!!!!!
   お願い・・・・・・!!!!!!!!!』

顔面はさぞ蒼白だった事だろう。苦笑

それからは、もう帰るのは不可能。
それより病院へ!!
と言う二人の意見の一致を見てYがこんな夜中に
連れて行ってくれそうな 親切
極まりない人を探し、頼み、病院へと向かった。

とりあえず、受付(?)の順番待ちみたいなのをして
待合席で待つ。
連れて来て貰ったNさんはpaperをしなくては為らないのに
無理して連れて来て貰っていたので帰らなくては
ならないと言う事で、一緒に居れないと言う事を詫びられる。
逆にこっちが感謝すべきな位なのに。
帰りを迎えに来るから!と願っても無い事まで言って貰い
こっちが感謝すべきでは・・・と頻りに思いつつ
その好意に甘える事に。

その後、Yと共に受付では(?)と思われる所で
軽い質問と血圧、体温等を測り
次に別の保険の手続きなどの確認の場所に行き
おばちゃんがパソコンを打っていく。

そして、やっと病室(?)の様なベットの有る所へ行き、
担当だという先生に触診される。
英語で説明しつつも病院と言う所は、10年以上も
こっちで住んでる日本人のMさんに
 「私でも説明されてやっと意味が分かる。」
と言わせる様な専門的な単語を素人の、
それも英語見習中の私に説明する。
頑張って理解し説明して、その後、指示された事を
こなしていよいよ、血液採取+点滴。

私、実はこっちの病院二度目でして・・・笑
(その話は、今度。笑)
まあ、慣れてた訳じゃないけど何となく、
この前の事でする事は、ある程度予測がついていた。
でも・・・そんな私の軽い気持ちを、予想を軽く絶してた。

ナースの人が来て左腕に血液採取+点滴の為の
太目の針を用意し、刺した。

  「・・・・っ。」

痛みはやはりあって、でも、それも直ぐ終る・・・。
そう思ったら、中々ナースのお姉さん終らせない。

  「・・・?!?!」

覗き込むと、何かを探す様に針を動かしている。
へ??
どうやら血が出ないらしい。
今度は、右腕を刺される。
一回で終ると思った痛みが、再び来るので軽く身構えたら
  「relax!!」
と怒られる。
再び刺された針は、また定まらない。

・・・血が出ない。

ナースのお姉さんが、私もこう言うの良くあるのよねぇ・・・。
とか言いながら針を抜いてしまう。
え・・・???

何やらを言いに外へと出てしまう。
  「彼女はスモカーじゃ無いんでしょ??」
とおばちゃんナースが話すのが聞こえる。
貧血経験のあるYが、
  「友達でやっぱり腕から出なくて手首の甲側の方に
した子がいて、相当痛かったらしいよ〜。」
と、余り嬉しくない忠告をくれる。

記憶がある限りで怪我らしい怪我、病気らしい病気を
全くした事のなった私には、想像を絶する世界だった。
甲側の手首って・・・想像するだけで痛かった。泣

やがて、最初に問診してきた先生らしき男の人が来て
何やら言っている。
右腕を縛り、指で弾いたかと思うと
手をクルリとひっくり返し、甲側の手首を
指で弾き始めた。

  『やっぱり・・・・泣』

Yの予想見事的中。(嬉しくも何ともない!!)
軽く噛殺した呻き(?)声を出しつつも初の甲注射。
   終了。半泣き

無事採決終了。その後、2本の点滴を受ける。
その最中、何度も眠くなるが薬のせいか、
急激な寒気が身体を襲い、震えてしまう。
その間もYはタバコを吸いに行ったりして、ずっと起きて
付いていてくれた・・・・。

      友情?だよね笑

そして、私が寝返りを打つたびブランケットを
掛け直してくれていた。

       ホンとに多謝。

しかし、ここで思わぬ自体発生(?)
って言うのは、多分担当の先生だけどと思うんだけど。
2本点滴を打った私に先生が、
  「どう?良くなった??」
と聞いてきた。
勿論、「ハ・・・」イ。なんて言う訳なし。
だって、2本打ち終わったにも関わらず、
私の胃、痛い。

ええ。痛くて、逆にむかついて来た位、痛かった。
  「治らないなら病院なんて止めちまえ!!!!」
何て思ってしまった(笑)位、未だ痛かった。
だから先生にも、言ってやりました。
  「....Bad.

それ言ったら先生、首傾げて何やら書き書き。
暫くして、ナースのおばちゃん登場。
胃とか痛い中、血圧とか測りだして
胃が痛いのに、何で血圧なんか測ってるんだよっ。コラッ!?
(本性出まくり??笑)
とか突っ込みを心の中で入れて、
点滴打つなら何でも良いから早くしてくれ・・・
とぐったりしていた。笑
とりあえず、このおばちゃんに私は、
ずっと気になっていた何の病気なのか聞こうとしたら、
  「私が分ると思うの?」
何て言われた。
いや、分かるとか分からないとかじゃなくて、
何が悪いか分って薬とかって患者に与えるもんじゃないの?
って思った。
いや、多分普通の人(?)なら思うと思うんだけど・・・。
違うの・・・かな??苦笑

で、もう再度聞くことを諦め、6時を過ぎた頃
やっと深い眠りにつく事が出来る。
そして、目が覚めると未だ7時過ぎだった。
でも、暗くなっていた筈の病室が電気が点き明るくなっていた。
一時間しか寝てないのにやっと薬が効いたのか、
気分は今までで一番いい。
横で仮眠していたYも目覚めて、先生が再び来る。
  「今はどう??」
って聞かれた。今度は、
  「...better.」と答える。
すると先生、又何か書いて去って行った。
ボーっとしていると、ナースの人が来て
  「もう帰って平気よ。」
と言われ、サインを書かせ診断書(?)の写しのようなのを
くれた。
  「帰れって事ね。」
二人納得して、NさんにYが電話しに行く。
そして、帰りもNさんに送って貰い事の顛末を話し、帰宅。

こうして、私の最強で最悪な長い一日が終った。


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2002年02月25日(月)
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