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■ beginner!? 前半
今日は、待ちに待ったスノボーに行く日!!
天気は、快晴!!と言いたい所だけど、外は強い雨。 体調は、万全!!と言いたい所だけど、風邪っぴき全開。
泣
待ち合わせの場所で待ってる間も友人のYやAと、 「今日もまた中止なのか!?」 と、諦め怒りモード。 すると、暫くして先生の一人ネイサンと officeで働く日本人のMさん登場。 そして、私達に聞いた。 「今日行くか行かないかは君達が決めていいよ。 行きたいなら連れて行くし、来週にしてもいいし。」 一瞬、沈黙の後、男の子は行きたいと主張。 もう、こうなったら行くしかない!!! 私達もそれに賛成。 アイスバーン覚悟で学校を出発。
Mさん運転の中、 「今日はpositive thinkingで行こう!!」 と、皆で誓い。その後、割引チケットの為にマックで食事。 そして、暫くすると雨ばかりの景色の中に 白いゲレンデを発見。
到着すると早速、服を着替え、靴とボードをレンタする。 かなりドキドキで初めての私達3人(YとAと私)は 男の子達に助けて貰いながら準備を整えていく。 初めてのスノーボードの靴で歩く感覚や ボードを持った時の重み。 何もかもに感動を覚えて、何か変だね。と言いながら 皆で笑ったりした。
ゲレンデに出ると空からは、まだ雨が降り付けているけど 目の前に広がる景色にしばし興奮。 その後、ネイサンによる 初スノーボードのレクチャーが始まる。 初めは、ボードを足に装着して立つ動作から。 経験者の子達がどんどん立っていく中、 初心者の私は、中々立つ事が出来ない。 自分で、そんなに運動神経が悪い方だとは思わないけど、 でも、この立つという動作に私は最後まで苦しめられる。 少しづつ私の周りにいたYもAも他の人達も立つ中、 私は結局一人自分で立つ事が出来なかった。。。
軽くショックを受ける中、 ネイサン。とんでもない一言を吐いてくれた。 「じゃあ、リフトに乗ってコースを滑ってみよう。」 と言い出した。 「は!?」 「え!?」 私は耳を疑った。 確かに、ずっと練習用の場所で滑ってるとは思っていない。 でも、まだ立ててない上に エッジを使って滑るってやつも出来ていない私を コースへ出すんですか?? 心臓が急に早くなる。 Mさんに私は未だ立ててもいなし、 その上リフトなんて無理です。と訴えた。 でも、滑っていって慣れて行こう! 何て言われて、その上ネイサンは コースで滑る気満々でリフト乗り場で 何やってるんだよ!?と言わんばかりに待ってる。 少しの恐怖を覚えつつ私は、 ネイサンとペアを組むから平気だよ。と言う励ましで 足をかろうじて前へ進めた。
でも、目の前で動いてくリフトの速さに 恐怖はもっと膨らみ、出来ない!!と再度訴えるが、 一緒にただ座ればいいんだよ。と言われ、 頷くしかなかった。 いよいよ、私達の番。 書いてる今もはっきりと覚えてる、 ネイサンが軽やかに座った瞬間、 それを見て座ろうとした私はタイミングを逃し、 そのまま腰に当ったリフトの座席部分に掴まり ぶら下がったまま上っていく。 「わぁー!!!」 と言う、何処からか聞こえた悲鳴(?)に 自分の状態を改めて理解する。 必死でネイサンと座席部分を掴む私。 滑っていく自分を必死でこらえ、宙に浮くボードのついた足を 動かす。 宙に浮いてる。 正にそんな感じ。 ネイサンも私の服を必死に掴み離すまいと頑張っている。 とりあえず、すばやく気付いたスタッフの人が リフトを止め、私のボードを外し何かネイサンと話して 私に手を離す様、言う。 始めは、いやいやと首を振った私だが スタッフの人が届くくらいの距離なのだからと 思い切って手を離す。 地上に着いた私は、後ろに並んでいた人達の方へと 走っていく。 「今度は、止めておくから。それに乗ってごらん。」 みたいな事を、スタッフの人が言うが 私は、恐くて乗れない!!私はそう軽く叫ぶ。 すると、仲のいい男友達のSが横に来て、 「ほらっ。」 と言って乗った。私も自然とその横へと座る。 再び動いたリフトの上で急に笑いが込み上げて そして、涙が出てきた。 「ホントに恐かったよ・・。」 そう泣く私の横でSが小さく 「泣くな。」 と呟く。 優しさと厳しさを秘めた一言だった。 私は、溢れてくる涙をどうにか止めようと頑張った。 横では、Sがワザとなのかこっちの方には向かない格好で、 後ろの男の子にライターが点かないから タバコ吸えないよ!!と話し掛けている。 『やっぱりこいつは、私の一番の男友達だわ。』 なんて思いながら、その会話に笑う。 降りる時も、真っ直ぐ滑ればいいから。と 私に声をかけ、手を引いてくれた。 波乱の初スノボーは、こうして幕を開けた。
to be countinue.....
2002年01月30日(水)
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