熱帯マンゴー日記

2011年08月11日(木) ジェーン・エア

1944年のアメリカ映画。
ブックオフでDVDが投売りしてたので、つい買ってしまいました。
原作は有名過ぎる程有名ですが、昔、新潮文庫版がこの映画のスチールを表紙に使ってました。
つうか、それ、持ってるし>自分。
実は生まれて初めて買った文庫本がジェーン・エアだったんで(中学生でした)、1944年版の映画はいつか見たいと思ってたので、念願が叶ったと言えば叶ったのかな?

で、見ましたヨ。
あの長い原作を90分にまとめてるので、ジェットコースター的な場面展開でした。
後半のリヴァーズ兄妹との絡みは全てカット。(その代わりに同じ苗字の医者が出て来てた)
でもって、原作未読の人には意味不明だと思うので、絶対原作を読んでから見た方がいいです。
原作改変な箇所もあるので、不満な人には不満だろうなぁ。
だけど、オーソン・ウエルズ演ずるロチェスター氏は原作の雰囲気ぴったりで良かったです。
ジェーン・フォンテイン演ずるジェーンはちと美人過ぎかも…。
ジェーンの潔癖な感じは良く出てたけど。
白黒フィルムでちと暗い画面は、原作のゴシック的場面にはこれも雰囲気合ってたと思います。
でもやっぱり、原作をはしょり過ぎで、残念かな〜。
ちなみに、ジェーンの子供時代の親友ヘレン・バーンズ役が、先日亡くなったリズ・テーラーでした。
すごい美少女やねん。

ジェーン・エアの映像化で一押しはやっぱりBBC版かな。
自分が見たのはティモシー・ダルトンがロチェスター氏のヤツです。
(でも、ティモシー・ダルトンのロチェスター氏はカッコ良すぎ(^_^))
昔、NHKでやったのをVHSテープに録って、擦り切れる程見ました。
これは原作にほぼ忠実です。
ジェーン役の女優さんは原作と同じく地味だし、きちんとリヴァーズ兄妹とのエピソードも描かれてます。
又見たいなと思い、DVDを探したらちゃんと出てたけど、値段がちと高過ぎ。
8100円はちょっとなぁ。

シャルロット・ゲーンスブール版のも、ちょっと前に見ました。
中々雰囲気が良かったけど、こちらもはしょってる部分があったりして、残念かな。
ネットで調べたら、何度も映像化されてて、びっくりこいた。
21世紀に入ってからも、複数回映像化されてるもんなあ。
スリルとサスペンスとメロドラマと格差恋愛と、色んな要素がテンコ盛りだからでせう。
かくいうオイラも、ガキの頃は、穴が開くほど原作を読みましたよ。
ドキドキの連続な物語は、少女マンガの原点かもしれまへんな〜。


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