1944年のアメリカ映画。 ブックオフでDVDが投売りしてたので、つい買ってしまいました。 原作は有名過ぎる程有名ですが、昔、新潮文庫版がこの映画のスチールを表紙に使ってました。 つうか、それ、持ってるし>自分。 実は生まれて初めて買った文庫本がジェーン・エアだったんで(中学生でした)、1944年版の映画はいつか見たいと思ってたので、念願が叶ったと言えば叶ったのかな?
で、見ましたヨ。 あの長い原作を90分にまとめてるので、ジェットコースター的な場面展開でした。 後半のリヴァーズ兄妹との絡みは全てカット。(その代わりに同じ苗字の医者が出て来てた) でもって、原作未読の人には意味不明だと思うので、絶対原作を読んでから見た方がいいです。 原作改変な箇所もあるので、不満な人には不満だろうなぁ。 だけど、オーソン・ウエルズ演ずるロチェスター氏は原作の雰囲気ぴったりで良かったです。 ジェーン・フォンテイン演ずるジェーンはちと美人過ぎかも…。 ジェーンの潔癖な感じは良く出てたけど。 白黒フィルムでちと暗い画面は、原作のゴシック的場面にはこれも雰囲気合ってたと思います。 でもやっぱり、原作をはしょり過ぎで、残念かな〜。 ちなみに、ジェーンの子供時代の親友ヘレン・バーンズ役が、先日亡くなったリズ・テーラーでした。 すごい美少女やねん。
ジェーン・エアの映像化で一押しはやっぱりBBC版かな。 自分が見たのはティモシー・ダルトンがロチェスター氏のヤツです。 (でも、ティモシー・ダルトンのロチェスター氏はカッコ良すぎ(^_^)) 昔、NHKでやったのをVHSテープに録って、擦り切れる程見ました。 これは原作にほぼ忠実です。 ジェーン役の女優さんは原作と同じく地味だし、きちんとリヴァーズ兄妹とのエピソードも描かれてます。 又見たいなと思い、DVDを探したらちゃんと出てたけど、値段がちと高過ぎ。 8100円はちょっとなぁ。
シャルロット・ゲーンスブール版のも、ちょっと前に見ました。 中々雰囲気が良かったけど、こちらもはしょってる部分があったりして、残念かな。 ネットで調べたら、何度も映像化されてて、びっくりこいた。 21世紀に入ってからも、複数回映像化されてるもんなあ。 スリルとサスペンスとメロドラマと格差恋愛と、色んな要素がテンコ盛りだからでせう。 かくいうオイラも、ガキの頃は、穴が開くほど原作を読みましたよ。 ドキドキの連続な物語は、少女マンガの原点かもしれまへんな〜。
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