| 2004年04月27日(火) |
炎の蜃気楼40 千億の夜をこえて(ネタバレ) |
先ほど読了しました…。 ………。 ………。
思ったよりも衝撃的じゃなかった。 結構綺麗にまとめたじゃん、水菜先生、って感じ(^ー^)。
もう正式発売日ですんで、反転せずにガンガンネタバレ行きます!!
あらすじは簡単に言っちゃえば、最終決戦(皆、全国で戦う)→信長VS高耶&直江は伊勢神宮に出来た真御柱ってとこで精神戦→精神戦なんで、意識が過去にタイムスリップして、なんで信長がラスボスになっちゃったのか、とかなんで闇戦国が生まれたかなんて事が明らかになる(ついでに高坂と譲の初世の正体も)→高耶さん死ぬ(残った魂の欠片は直江の中へ←ヘンな事はされないか!?)→信長VS直江(高耶さんの魂付)、色部、ねーさん、千秋、高坂で真の最終決戦→信長負けて、この世からもあの世からもさようなら〜→後日談(完)。
神話をモチーフにしたバトルの方は、諸星大二郎な世界でした。あと、デビルマンとか!? こちらのネタだけで新しいシリーズが3本は書けちゃうんではないか、と思ってみたり。ああ、もったいない。
高坂の正体は桓武天皇の甥(桓武天皇の姉の子〉で春原朝臣五百枝(はるはらのあそみいおえ)っつう、とってもマイナーな歴史上実在の人物でした。 天智天皇五世の孫にあたります。元々は皇族だったけど後に臣籍降下したのです。 (その時は五百枝王と名乗ってた) 叔父の桓武天皇に頼まれて、怨霊鎮めの任を担ってしまったらしい。 (奈良朝末期〜平安朝初期は政争に関した怨霊騒動が多かったんです。これはマジ!日本史の本にも載ってたから、マジ!) それから、譲の方は、上杉景勝になる前は坂上田村麻呂だったんだって。 こっちは超有名だよね。こちらのネタでも、一冊小説が出来そうなくらいです。ああっ、もったいないPart2。
信長の寂寥感やおいたちも語られててたけど、これも一冊本に〜(略)。もったいないPart3。
高耶さんの死はね、もう前の日記にも書いたけど、予想出来てたんで、そんなにショックじゃあなかったね。 直江ももう高耶さんの全てを知ることが出来て、意の準備も万全だったんだせう。 静かな、静かな、死の場面でした。
高耶さんの亡骸は真御柱が壊れた跡に出来た泉に葬ったのじゃが、やがて泉も枯れ、そこからは綺麗な桜の神木が芽を出し育ったんだって。(伊勢神宮の敷地内どす) その傍らには石化した譲がいるんだって。永遠の片思い(?)だったけど、譲も高耶さんのことが好きだったんだね(T.T)。 これから直江は、度々ここを訪れるんだろうねぇ。桜にオイタはするなよ(爆)。
生き残ったのは結局、直江、千秋、ねーさん。 色部さんは最終決戦の後、浄化したそうだ。ねーさんも魂に酷いダメージを受けたので、生き延びれるかは分からないらしいっす。 高坂は行方不明らしいけど、あいつのことだから生きてるだろう(千秋談)、ってことらしい(笑)。
高耶さん亡き後も、直江は生き残った千秋と共に、新たなな戦いを続けていかなくてはならんのだ。 永遠に心の中の高耶さんを愛しながら、魂魄の終焉が来るまで。
真の主人公は、やっぱ直江だったのかな〜。 永遠の愛を得た直江は精神的にも世界最強だと思います。 (で、未亡人直江ネタ、どなたかやってくれません(^^;?)
何はともあれ、水菜先生、おつかれさんでした!!
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