やっと読み終えました。古典的歴史ミステリーです。元祖とも云う。ミラージュとかマンガとかと併読してたんで時間かかってしもた。4〜5日ほどかかりました。 以前に読んでた筈なのに、すっかり内容を忘れていた〜〜(^_^;)。 今回やっと理解出来たような気がします。忘れないようにしなくては。 で、感想とは云えん感想ですが、世間に常識的に流布してる歴史の出来事って、注意深く見極めないと誤った情報を鵜呑みにしてしまってるってことを認識しました。 世間に広まってるリチャード3世の評判も「悪役」として高名で、真実は歴史の波の底なんですねぇ。 日本の例に置き換えちゃうけど、大河ドラマとかを事実として受け取ってしまう人なども出てくるのだろうなぁ。(シェークスピアの「リチャード3世」が彼のイメージを定着してしまったように・・・)メディアって怖い。 この怖さが現代社会にも当てはまるもんですネ。新聞やテレビの報道が正しいとは限らないし、真実の形に近付く為には色んな角度から物事を見なくてはいけないって教訓のような気がいたしやしたです。 何だか堅い内容になってしまったけんど、今回コレを読んで良かったです。只、リチャード3世やその時代の英国に関する知識は無知なんで、これを機会にちょこっとかじってみようかな〜。蛇足ですが、その頃の日本は応仁の乱の頃辺りではないですか?戦国時代の始まりという。東西の歴史比較なんてのも楽しいもんです。東西の島国で王位や将軍の継承を巡っての戦乱の時代なのね。 アタクシが持ってたのは旧版だったので、表紙はリチャード3世の肖像でした。どう見たって、不具な極悪人には見えません。ちょっと神経質そうだけど、端正な顔立ちで、結構美形でした!!
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