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■ 忘れられるという事。
ちょっと前の事になりますが、曾おばあちゃんに久しぶりに会いに行きました。 しばらく見ないうちに歩けなくなっていたおばあちゃんは、私ににっこり笑って、言いました。
「まぁ、貴方とは初めてね」
泣きました。 私は、確かに彼女に何もしてあげなかったし、いつも側にいた訳でもありません。 なのに、どうしても悲しくて悲しくて、泣きながら車椅子の横で座っていました。 何が悲しいのかよく分かりませんでした。
誰かに、忘れられるという事。
小さい頃に会っていても、その人の事を忘れてしまうというのはよくあります。 「ごめんね。私小さかったから、覚えてないの」 その無邪気で悪気のない言葉を、少しは悲しいと思うのですが、これは仕方が無いと頭のどこかが言って、自分を納得させてくれます。 けれど、どうして同じ事が大人には当てはまらなのでしょう? どうして、納得できないのでしょう?
私の悪い癖ですが、もしこうだったら、と想像してしまいました。 もし、自分にとって大切な人が、自分に向かって『はじめまして』と笑顔で言ってきたら……。 私は、笑い返せないです。
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話は変わって。 小説書いてるわけですが、もしも誰かが何十年後とかに 「あ、そういえば、前にああいう話を読んだなぁ。サイト名とか忘れちゃったけど、中身は覚えてる……懐かしいなぁ」 と思って頂ける物が書けたら……それはもう、最高ですよね。
忘れられない限り、人の心に生き続けるもの。
人も、そうですよね。 ってこれは漫画(ONE PIECE)の受け売りなんですが。 それってすごく嬉しくて、暖かくて、大切な気持ちだと思うんですよ。
ああでもでも頑張っても書けないものは書けないのね(涙) バトル……ああもうイヤ。でもこれを超えたら一番のヤマがComing Soon.
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話はさらに変わって。 最近二次小説うんぬんが論じられております。色々なところで。 私は二次小説とか二次作品、大好き派なんです。 ネット上にはイラストも小説も素晴らしいのがゴロゴロしてますし。 ああ、きっとこんな事もあったかもしれないんだよね……と幸せな気分をおすそ分けしてもらってます。 それで、その作品が好きな人皆が楽しめたらそれでいいんじゃないかなあとか思うのですが。 どうでしょうね。 自分の生み出した物を『こんなにも汚された』と思うのか、自分の生み出した物が『これだけ愛された』と受け止めるのか。色々ですよね。 でも最低限のマナーは守りましょうって事で、完。(笑)
2002年02月03日(日)
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