フライングペンギンダイアリー
夏心からり



   映画 『 A Beautiful Mind 』

 映画『ビューティフルマインド』を観てきました。

 実在人物の波乱の人生を描いたサスペンス・タッチの人間ドラマです。
 2001年度ゴールデン・グローブ賞4部門を受賞してます。
 気になったので早速観に行きました(笑)

 数学の天才と謳われるジョン・ナッシュ(ラッセル・クロウ)は大学の奨学生。
 人付き合いの苦手な彼が歩んだ人生の中で、出会った数少ない人物たち。
 しかしジョンは、自分でも知らないうちに心が病んでいた……。

 「精神分裂症」

  
 精神分裂症には色々な種類があるようです。

 人格が変わってしまうもの。幻覚が見えるもの。
 無意識とは言え、自分の中から幻覚が生まれるのですから、これも『分裂』なんですよね。
 本当にそこに人が見えるのかとか、何を感じ、何を思うのかは、自分がなってみないと分からないものなのかもしれません。
 

 私は、この映画は一人の「闘い」の物語だと思っています。
 認めてもらおうとして、強くあろうとして、何かを守ろうとして、闘う。
 見ていて痛々しい程、彼は闘っていました。自分自身と。

 声が、聞こえた。
 これは真実? これは現実?
 それとも――?

 傷つき、傷つけた。
 涙を流し、叫んだ夜。

 そして最後に彼が手に入れたものは――


 ◇◆◇

 毎回思うんですが、ラッセル・クロウって不幸顔ですよねぇ。
 あ、別に悪口じゃないですよ。
 良い意味で、不幸が似合う男優さん。(言われて嬉しいのか?)
 『グラディエーター』もそうでしたが、男の強い信念と共に、悲しさと哀愁が漂ってるんですよ。
 タレ眉、および顔の作りのせいもあるとは思いますが(笑)


2002年02月02日(土)
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