ムッキーの初老日記
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数ヶ月前のこと「倫ちゃんの倫は絶倫の倫」でお馴染みの倫ちゃんと ファミレスでお茶を飲んだ時の出来事だ。
いかにもその筋、と見受けられる方が二人入ってきて 我々の席のそばにドッカと座った。
そして遅れる事5分。 今度は50代後半ぐらいの痩せギスのとっつぁんが入ってきて その筋の方々の席に近づいた。その時である。
おせえじゃねえかこの野郎っ!
その筋系の若い方が、いきなりとっつぁんを怒鳴りつけた。 そして店内の空気が一瞬にしてピキーン!と凍りついた。
(゜-゜;)(゜-゜;) ほ、本物だよ。
そして聞こうとは思わずとも、ものすごくよく通るデッカイその筋系(若)の声は まるで自分が怒鳴られているが如く私の耳に届いた。
テメエが今日払うって言ったんじゃねえのか、アー?
ちゃんとスジ通せやこの野郎!
そして周りの客達は、一組、また一組といなくなってしまい 気が付けば我々だけが取り残されてしまった。 席を立つタイミングを完全にはずしてしまった。フリーズ状態だ。
その間にもとっつぁんへの攻撃は段々ひどくなっていった。
なにグズグズ言ってやがんだナメんじゃねえぞ!
テメエ、頭カチ割られてえのか!おー!?
((T□T))((T□T)) ひーっ!
どうもとっつぁんは今日返す約束の○万円を用意できなかったようだ。 そしてここで待ってるからどうやってもかき集めて来い!と言われ 尻を叩かれ怒鳴り散らされ、トボトボと金策に向かった。
駐車場で車に向かうとっつぁんの細い肩に、冷たい雨が降る。 とっつあん・・・大丈夫なのかよ。当てはあるのかい?
とっつぁんが店を出ると、その筋系の方々は急に温和になり
「すいませーん、コーヒーおかわりね♪」
なんて、一般人のような声でウェイトレスさんにお願いしていた。
「倫ちゃん、金に困ったらまずミーに言えよ。 何百万は貸せないけどさ、十万二十万だったらどうにかすっから。 絶対その筋の方の世話にはなるなよ。」
「うん・・・そうするよ。ムッちゃんもオッサン君に言えない金が必要になったら まず私に言ってよ。」
その後あのとっつぁんがどうなったかわからないが 頭をカチ割られた人のニュースを聞かないので多分無事だと信じたい。
+・+・+おっつぁん!あっぶないよ!こないだもそこで…+・+・+
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ムッキー
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