ムッキーの初老日記
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私はものすごい白髪もちだ。 染めなかったらきっと老婆のようだろう。
白髪が目立ってしまうので ロングヘアもストレートヘアも、とうに諦めた。 長さはミディアムショート、そして強めのウェーブにメッシュ。
美容師さんと色々検討した結果、これが一番白髪が目立たないスタイルだ。
「白髪?ムッキーが?うそー全然ないじゃん。」
「それがあんだよ、ごっそり。・・・ほれ。」
と、パーマのお蔭で目立たない根元のほうをめくって見せると
「うわっ!ホントだ!あるねー!でも全然わかんないよ。」
と言っていただける。ありがたいことだ。
それでも、髪の伸びが人より速く(美容師さんのお墨付き) 気を抜くとすぐに根元に白髪が目立ってしまうものだから 毎月の毛染めは欠かせない。
せっかく入れたメッシュが無駄になってしまうので 伸びてきた根元の部分だけを染めるのだが これはオッサン君の仕事だ。
前髪だけならまだしも、後頭部の根元までは とても自分では染められない。 毎月毎月、オッサン君にやってもらう。 ある日染めてもらっている時に
「あーあ、もうやだね白髪は。いっそ色抜いて銀髪にしたいよ。」
と言ったら
「おお、いいじゃん。そうしろそうしろ♪」
と大賛成している。 白髪染め作業もなかなか疲れるらしい。 毎月やらされるこのエンドレスの作業に オッサン君もけっこう参っているようだ。
「でもなあ。銀髪はいくらなんでも目立ちすぎるよね。 50歳になったらやろうかな?記念に。」
「50かよ!つうことはあと11年も染めるのか。 月1回として年12回・・・11年で・・・えとえと
・・132回!(゜□゜)あわわ」
「そうそう。あと132回。頼んだよ。」
「おお・・・(゜-゜)・・・」
オッサン君が遠い目をしたのが、鏡越しに見えた。
◆◇オッサン君の独り言◇◆
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ムッキー
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