ムッキーの初老日記
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2003年11月16日(日) 気ままなロックンローラー

伝説のマイクパフォーマーにしてダジャレの伝道師飯村氏(仮名)。

先日、チー様のコンサートに行く道すがら、車の中で倫ちゃんといろんな話をし
「先日の飯村氏ネタの日記は面白かったよ」と言われ
ちょうど氏が住んでいた町を通りかかったこともあり
また一つ、逸話を思い出した。


実は昔一度だけ、飯村氏の家に遊びに行ったことがある。
何で行ったのか、何しに行ったのか、細かいことは全然覚えてないのだが
癒し系フレンドのきょんと一緒に遊びに行った。


飯村氏は当時永ちゃんの大ファンを公言していたので
きっと部屋にはポスターやバスタオルなどが飾ってあるかと思いきや
全く何も貼ってなかったので

「永ちゃんのポスター、貼らないんですか?」

と聞いたら、彼は不敵に笑ってこう答えた。


「ポスター?必要ないだろう。

だって俺が矢沢だもん。


(・Д・ )(・Д・ ) へ??


「ふっふ。いいか。風呂に入るだろ?
髪を洗って肩にバスタオルをかけて出てくるだろ?」


(・ε・)(・ε・)はいはい・・・。


「でよ、洗い髪をこうガーッと両手でかき上げるだろ。
その時この姿見を覗くだろ。するとどうだ!

そこにYAZAWAが映ってるわけだよ!な♪


Σ( ̄▽ ̄ )Σ( ̄▽ ̄ )



「♪俺は気ままな〜風に吹かれるロックンローラ〜♪」

彼は一人悦に入り、永ちゃんの歌をくちづさんでいた。
私ときょんは、なす術もなく口ごもるのみであった。



言っておくが、飯村氏は全く永ちゃんには似ていない。



・・・・・



「・・・あれには参ったよなぁ〜。・・・あれ?倫ちゃん?」


ふと倫ちゃんを振り返ると
彼女は顔を真っ赤にして、泣きながら笑っていた。




実はこの話を書くにあたって、ちょっと躊躇した。
多分彼だって、今はもう落ち着いた立派な初老になっているはず。
なのに、こんな「若気のいたり」な話を書いてもいいのだろうか、と。


でもまあ、彼がこの日記を見つけることはないだろうし
もし万が一見つけて「俺のことかよ!?」と思っても
彼ならきっと「しょうがねえなぁムッキーめ。」と
笑って許してくれるような気がする。


そんな楽しくもおおらかな飯村氏が、大好きでしたよ。





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