ムッキーの初老日記
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2003年02月13日(木) ふたりの母のシンプル子育て論


昨日の日記に登場した10歳と7歳の娘の母、K子ちゃん。
彼女の子育てがとても好きだ。
シンプルだけど、当たり前で、本当に大事なことを繰り返し教えている。
そして、心が強い子に育てている。

例えば、彼女の家では「おさがり」は当たり前の事だ。
今、姉妹はお習字を習っているが
姉のお習字道具も妹のものも、親戚や知人からのおさがりだ。

二人とも私達が子供の頃に使ったようなセットを持っている。
今のお習字セットはもっとカラフルで
可愛い模様があるそうだが、それは買い与えなかったそうだ。

「学校で週一回、お習字教室で週一回しか使わないのに
新品は必要ない。それに、古いものだけ買い換えれば
バッグも傷んでないし、硯は一生ものでしょう?」

と、彼女。確かにそうだ。今は

「自分の子だけお古じゃかわいそう。
他の子と違うものではかわいそう。」

と言って、新品を買い与える人が多いけど
何でも買ってもらえるのが当たり前で、我慢の出来ない子になるほうが
よっぽどかわいそうだよ。と彼女は言う。


そして姉も妹も、おさがりを持って行く事を嫌がらない。
本当は新品が欲しいのかもしれないけど「我慢」が出来る。
心が強くて、まっすぐな子が、今育っている。



もう一人、シンプルな持論の持ち主がいる。
姑のトメ、略してシュー・トメ。
彼女はいつも言う。


「ゴハンはお腹一杯食べさせなさい。
お腹をすかせた子供を叱っちゃダメ。
お腹がすくと意地悪になるよ。」


子供はいつもお腹が満たされていれば
そうそう悪くならないものだと言う。
逆に、空腹だと意地悪で、食べ物に意地汚くなる。
どんなに悪さをしても、とにかく食べさせろ。
叱るのなら、満腹にしてから叱りなさい。
いつも腹が満たされて育った子は、おおらかないい子になる、と。

食べ盛りの男の子を三人抱えて大変だった時も
まず、米をたくさん買ったそうだ。
おかずは塩でも味噌でも納豆だけでもいい。
ゴハンをお腹一杯食べさせられるように
米だけはまず買っておいたのだそうだ。


だから、シュー・トメ宅に行くと
普段は「ムッちゃんもっと痩せた方がいいんじゃないの」
とか小憎らしいこと言うくせに
『それ食え。やれ食え』と食べさせられる。
「腹すかしてると意地悪くなるから、一杯食べろ!」

そうやって育てられたオッサン君は(弟も)
茫洋とはしているが、確かにおおらかだ。


二人の母の子育て論は、シンプルだけど間違ってない。





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◇◆ご存知オッサン君◇◆

02/13 欽ドンと欽どこと週刊欽曜日が、ごっちゃになっている。

02/12 昔の炊飯ジャーやポットはみんな花柄。

02/11 加山雄三。良く見ると荒井注。

02/10 俳優としては青大将のほうがスゴい。

02/09 あ、壊れかけのレディオが治ってる。

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ムッキー

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