ムッキーの初老日記
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2003年02月05日(水)


小6から高校卒業までの7年間を
私は茨城県でも屈指の、言葉の荒い地方で過ごした。

それまでは茨城県でも少し都市部に住んでいたので
初めはあまりの言葉の違いに戸惑ったものだった。

転校して何日目かに、隣の席の子が言った。

「ムッキーちゃん、これ、だすから。」

え?なに?だすって、だすって・・・(゚◇゚;)!?
どうもそれは「あげる」と言う意味らしかった。
彼女は、私に可愛いメモ紙をくれようとしていたのだ。

その他にも
「おまえ」は「イシ」
「嘘」は「ちぐ」
「嘘をつく」は「ちぐをぬぐ」

など、初めて聞く単語がたくさんあった。
ちなみに上の単語を合わせると

「いしゃーこの、ちぐぬぐな!」(お前この野郎嘘つくんじゃない!)

となる。異国語である。
じゃあ中条きよしの「嘘」は「ちぐ」か。

♪折ーれた ターバコの 吸殻でぇー 貴方のちぐがわかるのよ♪


だが、子供は環境にすぐ適応するもので
中学になる頃には、私もすっかり「この土地の子供」だった。
そして更にまずい事に、その後私は
地元の女子高(現在は共学)に進学した。

女子高は、すごい。もう何でもありだ。
女性ばかりだと、女らしい生徒とボーイッシュな生徒がハッキリする。
そして、ボーイッシュななかには「バンカラ」(死語)なやつが多数いる。
その子達は、自分の事を と呼ぶのだ。


・・・。


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おれ【×俺・▽己・乃=公】
[代]一人称の人代名詞。元来、男女の別なく用いた
現代では、男子が同輩または目下に対して用いる。

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年配の女性が自分を「オレ」と言うのは聞いたことがある。
だがこの高校では、女子高生が自分を「俺」と呼ぶ。
現代では男子の一人称代名詞になっている「俺」と・・・
ものすごいカルチャーショックであった。


だが、お察しの通り、私もあっという間にこれに染まり
自分を「俺」と呼ぶクセがついてしまった。
一旦付いたこのクセを矯正するのは大変だった。

就職してから、会社のトイレで同じ高校から入社した子とばったり会って

「どうよ、もう慣れた?」
「いやーなかなか。あんたは?」
「俺か、俺もまだだなあ」
「俺もだー」

なんて日常会話をしていたら、個室にいた先輩に聞かれ
「今年の新人は怖い。」と震え上がられてしまった。


普段どんなに気をつけていても、高校の時の同窓生に会うと
今でもつい「俺」がでてしまう。

やはり一番多感な青春時代を
あの町で過ごしたせいか。

だが、この町の男らしい言葉には「俺」がよく似合う。





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◇◆ご存知オッサン君◇◆

02/05 ドアが凍り付いて車内の解氷スプレーが取れない・・・。

02/04 天気予報は予測の情報。当たる方がラッキー!

02/03 初詣に行ってないのに節分だ。

02/02 さとう玉緒のキャラが鼻につく。

02/01 雪食べて腹こわす。

01/31 「声が、遅れて、聞こえるよ」って、ラジオで言われても…

01/30 NYマラソン。参加者、参加し過ぎ。

01/29 USA(太秦撮影所アメリカ )

01/28 USJ(太秦撮影所JAPAN)

01/27 木村拓哉もムッキー。


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