ムッキーの初老日記
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オッサン君の4つ下の弟は「ちゃこりん♪」と言う。
落ち着きがなくおしゃべりで、いつも 「口から先に生まれて来たようだ」と言われる兄とは対照的で いつも沈着冷静、無口でニヒルな男である。
顔も、眉毛りりしく目元くっきり。 デビルマン(不動明)のような顔をしている。 2人並ぶとどっちが長男なんだかわかりゃしない。
無口だから冷たいのかな、と思うとさにあらず 口に出さないだけで意外と優しい所もある可愛い義弟だ。
何年前だろうか、用事があって土曜の昼頃に シュートメ宅に行き、居間でお茶を飲んでいると 休日で朝寝をしていた義弟が、のそーっと起きて来た。
「あ、ちゃこりん♪おはよう。」
「・・んー・・」とだけ言うと、彼は台所から どんぶりのようなデカイ茶碗と、納豆と、生卵を持って来た。
そして、ジャーから山盛りのご飯をよそり 生卵で一膳。ガーーッとかっ込んだ。 そしてすぐ2膳目をよそり 納豆をかけ、またガーーッとかっ込んだ後
ちょっと躊躇してから箸を置き、 煙草に火をつけ、ぷわ〜〜っと美味そうに吸って
「やっぱ寝起きは食欲がねえな」
とつぶやいていた。(゚o゚) その細い身体の、どこにそんなに入るんだちゃこりん♪?
現在30を過ぎて、ちゃこりん♪の食べ盛りも やっと終わったような兆しだが この「大飯喰らいDNA」は さすがオッサン君の弟と言う感じがする。
兄弟っていいな。
◇◆ご存知オッサン君◇◆
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ムッキー
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